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狂技大会  作者: 兎沙羅
0章 天才
3/3

2話 県1日目・野球

朝露の残る芝生の上にスポーツマンたちの声が響き渡る。


県予選会 1日目


まずは野球、厳選されたチームによりベスト4からのスタートなので2回勝てば全国が決まる。

「みんな、何としても全国いこうぜ!」

「おう!!!」

「なぁ、昼からテニスあるから早く終わらせてくれよ…」

「陸太、ちゃんと野球にも力入れてくれよ?」

「全部本気だっちゅーの、さっさと2試合おわらすぞ」

「おう!!!!」


1試合目はvs西光学園。県外からも有力選手を集める強豪校だが…

結果から言おう15-0の3回コールドで豊海高の圧勝であった。

守備では投手で出場した陸太が1人も3塁に進めることの無い0失点の完封。

攻撃では、焦った相手投手の失投によりヒットや四球、死球が生まれ、陸太に関しては3打数3安打1HR、打点7の成績で圧勝した。

30分後、予定より早まって決勝が行われた。相手は本命の県選抜チーム、県内有力選手を集めたチームで、もちろん陸太も誘われたが、昔からのチームメイトとやりたいと、断って今のチームを選んだ。

守備に関しては陸太が投手をやっている限り点を取られることは無い。140kmを超える速球と多彩な変化球でキッチリと抑えていた。

攻撃は流石に相手の硬い守備によって簡単に点を取らせてはくれないが、それでも豊海の猛攻は続き、結局10-0の5回コールドで終わった。


「よっしゃぁ全国だァァァ!」

「陸太のお陰だよ、ありがとう!」

「いやいや、お前らも活躍してただろ?全国はまた優勝しようぜ!」

「うん!」

「陸太ー!終わったならすぐ来てくれ!」

「おう、今行く!」

野球場の隣のテニスコートでは既に1回戦が始まっていた。


ここまでで、なぜ陸太以外の豊海高校のメンバーが強豪校や県選抜相手に圧倒した試合ができるのか疑問に思うことだろう。それは彼らが小さい頃から国立の研究機関で英才教育を受けた豊海町の住民だからだ。おっと少し話しすぎた、詳しい話はまた今度にしよう。


陸太は1日目第2種目のテニスの試合へと向かった。

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