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おっきいばぁ

作者: TUKASA

今どこかに居るはずのおっきいばぁ…私には未だに受入できずにいる。

昔から足腰が悪く耳も遠かったけど、大好きなおっきいばぁ。

来月28日には百箇日になる。今、私がこうやって元気にいれるのは家族の支えがあるから…一人なら未だに立ち直れずにいただろう。生まれ故郷から引越し幼稚園時代には両親が共稼ぎでばぁちゃんが家でそばにいてくれ近くに住む親戚のお兄達がそばに居てくれたから両親が親戚に呼び出されてても、今思えばさみしくはなかった。

愚痴もこぼさず無口だったおっきいばぁは戦争でじぃちゃんを亡くし叔母父を育てあげ大変辛かっただろうに…今の実家もおっきいばぁの生まれ故郷の隣町にある。ひ孫を連れて戻っても、心配してくれたり、再婚しひ孫が生まれて喜んでくれてたのに…

「おっきいばぁちゃん入院したから」父からの電話。病院に駆け付けた時には…その日から覚悟は決めていたが…少しでも良くなってほしく食事を食べさせたり…けど、お迎えが来た。

母がずっと付き添いして、辛かっただろう。

おっきいばぁちゃんも最期は自宅で家族が見守る中、天国の最愛のおっきいじぃちゃんのそばにいけて…。遺影の写真に孫ひ孫との3人で写ってるのを使ってくれた。聞いた時すごくうれしかった。生い立ちのエピソードで最初で最後の私達孫ひ孫家族と両親、旦那の父じぃちゃんとの旅行の話もしてくれた。最後まで受入はさすがに無理だった。

「ばぁちゃんはまだ寝てるだけ…」取り乱した私を旦那は優しく支えてくれた。

寝たきり入院が長かったからか、今も心のどこかに、おっきいばぁちゃんは寝たきりです。ありがとう。


いつまでも元気でね…おっきいばぁちゃん。

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