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テンプレじゃなかった体力

―翌日、俺達は朝早くから王城内の玉座に集められていた。



集められていた理由は、まぁお察しの通りだ。



「一晩悩んで結論はでたかな?」



「はい、決まりました」



「では誰が戦い誰が戦わないのか教えてもらおう」




初老の男性と誠が会話した後、先生が前に出て



「全員戦うことに決めました」



と言った。



(ん?全員・・?)



これは後に聞いた話なのだが、昨日の夜遅く各部屋に先生がどうするか聞きに来たのだという。



俺はスキルでの調べ物が終わったあとすぐに寝たので、意見を聞けなかったのだと言う。そして、朝俺の顔を見た時に先生がこいつは戦うと言いそうだなと思い、全員と言ったのだという。



とはいえ今の俺はそんなことを知らないわけで



「あの、先生。全員戦うとはどういう意味ですか?」



「あぁ、そういえば伊月には言ってなかったな、昨日の夜お前以外の意見を聞いておいたんだよ。お前は寝てたみたいだがな。戦うほうでよかっただろ?」



「まぁ、そのつもりでしたからいいですけど・・・」



(結構思い切った判断をする先生だな・・・)



俺達のやりとりが終わったことを確認すると男性は言う。



「それはありがたい!早速ステータスの確認をしよう」



その後は昨日俺がやっていたことを説明されただけなので鼻をほじりながらぼーっとしていたが、体力と魔力の説明だけ聞いておく。



「体力とはその人の体の力を示すもので、体力の値が多いほど戦闘能力が強くなる。魔力は魔法を使った際に消費するいわばお金みたいなものだ」



(なるほど、魔力は思った通りだか、体力は戦闘能力指数みたいなもんか。確かにHPが数値化されている世界だったらいろいろと面倒くさそうだもんな)



俺がそんなことを思っていると質問が上がる。



「職業ってなんですか?」




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