テンプレなチートスキル
「わたしは神です」
神と名乗ったその少女は続けて言葉を発する。
「質問はありますか?」
俺は教室での出来事と今の状況があまりに現実離れしていたため思考が停止してしまう。
「もう一度聞きます、質問はありますか?」
少女にそう言われ、思考が回復してくる。
「質問が無いのでしたら、話を進めます。よろしいですか?」
少女が再度言葉を発したことにより、俺の思考は完全に回復する。そして、少女の言葉を理解した俺はあわてて今の状況を尋ねてみることにした。
「こ、これはいったい?」
俺が質問をすると、少女は少し考えるようにしてから口を開く。
「教室での出来事ですか?それとも今この状況ですか?」
「両方頼む」
俺がそういうと少女は少し考え
「あなたは異世界転移に巻き込まれました」
そう言った。
俺は異世界転移という言葉を聞いた瞬間、この状況を理解する。
俺はよくweb小説の異世界転移モノをよく読んでいた。そのためか俺はなぜここにいるのか大体想像がついていた。
俺は想像があっているか確かめるために質問する。
「ここにいる理由は?」
(おれの想像道理ならここに来た理由は)
「あなたに特別なスキルを授けるためです」
俺は無意識に小さくガッツポーズをとってしまう。
(やっぱりか)
俺がこれからのことを想像しながらニヤけていると
「貴方は前の世界でこれに似た状況が記された本を読んだことがあるようですね。なら話は早いです。」
俺は何故俺がweb小説を読んでいることを知っているのか疑問に思ったが、どんなスキルがもらえるのかわくわくしていたためすぐに頭から消えてしまう。
「では、さっそくあなたにスキルを授けます。あなたに授けるスキルは<世界の図書館>、<物質創造><転移魔法><想像魔法>の4つを授けます。」
(ここまでテンプレ!!チートそうなスキル!!)
「<世界の図書館>ですが、あなたが今から行く世界のすべての情報が手に入るスキルになります。」
「ほうほう」
俺は叫びそうになるテンションを抑えながら冷静に話を聞く。
「二つ目のスキル<物質創造>ですが、次に行く世界に存在するアイテムと元の世界に存在する物が作れるようになります。作る条件はそのアイテムや物の材料、効果、また元の世界にある銃などならばそのカラクリを理解している必要があります。」
「了解」
「ちなみに、世界の図書館で知ったものもつくれます。世界の図書館はそのためのスキルと言っても過言ではありません」
「なるほど」
(予想はしていたが、やはり2つ合わせて使うスキルだったか。まぁ単体でもチートだけどな)
「三つ目の転移魔法はその名のとおり、好きなところへ自由に転移できるスキルになります。大体想像がついているとはおもいますが転移できる条件は、その場所に行ったことがあることです」
「想像道理だな」
「では、四つ目のスキル想像魔法を説明する前に、次の世界のことを説明します。そのほうのがわかりやすいので、よろしいですか?」
「いいですよ」
俺がそう答えると少女は説明を始める。
「次に行く世界のスキルには2つ種類があり、ユニークスキルと呼ばれるものと、ノーマルスキルと呼ばれるものです。」
「ユニークスキルとはその人しか、または誰かから授けられることでしか習得できないスキルのことを言います。なので私が先ほど授けたスキルはユニークスキルに分類されます」
「次にノーマルスキルですが、ノーマルスキルに分類されるものは誰でも取得条件を満たせば習得できるスキルになります。後に説明しますがノーマルスキルの使用は魔力を消費します」
「ここまでよろしいですか?」
俺は少し考えてから頷く。
「では、四つ目の想像魔法ですが、あなたが想像したとうりの魔法がつかえるスキルになります。もし想像した魔法がノーマルスキルにあれば使った後、そのスキルを取得できます。もしノーマルスキルになければ莫大な魔力を消費してその想像した魔法を使うことができます。魔力の使用量はその想像した魔法の規模により変化します。」
「了解です」
「四つのスキルを説明しましたが、何か不明なことはありますか?」
俺は少し考えてから
「ありません」
と言った。