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テンプレなはじまり
一日一徳、それを心情に生きてきたのが俺―伊月蓮という人間だ。
そんな俺は停滞している日常に飽きていた。
きっかけはweb小説を読み始めたことだった。俺が読んだ小説の内容は主人公の男が異世界に転移して楽しく過ごすというものだった。
友達や知り合いは平均並みに居て、そこそこ楽しい毎日を送っている。しかし、俺は心の中で異世界転移して刺激的な毎日を送りたいと思っていた。
そんな時に俺は高校で授業を受けている途中に異世界転移に巻き込まれた。
いわゆるクラス転移というやつである。
クラスの中が光り輝きみんなが騒ぎ始める中俺は
(マジかよ!キタコレ)
とこれからのことにワクワクしていた。
そう思っているとクラスの中がまばゆく輝き、俺たちは咄嗟にめをつむる。
そうするとまぶたが徐々に黒くなっていき光が弱くなったことがわかる。
そうして俺は目を開けると俺の前には金髪少女が立っており
「わたしは神です」
と言った。