崩壊する都市編
作品そのものは、数年前から構想があったのですが、執筆環境が整わずに書けないでいました。
エージェントF 20
本編開始前のエージェントF誕生話でも主人公。男性。
エージェントD 21
Fの相棒で、情報収集のプロ。男性。
序章
西暦2015年。世界は驚愕と興奮と希望に満ちる事となる。
画期的なガン治療の新薬として、発表された「G56」。これは、アメリカのグラント博士の頭文字のGと当時の年齢である56歳を付けた。
この「G56」は治験から、特許と治療承認が下りるまで、何と3ヶ月で完了したのだ。そうして、世界中へと広がっていく。
それと同時にグラント博士は、別の新薬も研究していた。しかし、それは途中で研究放棄。その後、研究を引き継いだブラウン博士。
グラント博士が目指したのは、遺伝的な先天性から、後天的な難病によって身体を動かせなくなった人用の物。
運動神経、脊髄に直接的に作用して運動能力の改善を目指してた。しかし、致命的な欠陥により破棄される。
作用が強すぎて、後天的な人間にしか使えず、使用しても1日で元の状態に戻ってしまう事。これをブラウン博士は独自に改良。
ウイルス性を持たせることによって、長期間の状況改善を試みた。実験は成功に思われた。その時に「Bウイルス」と付けられる。
命名は博士のブラウンのBから。実験は失敗。身体中から血を噴出して死亡。これで終わりならばマシだったのだ。
Bウイルスは、凄まじい速度で増殖しやがて人間をゾンビへと変異させる。
Bウイルスは日本のアメリカ軍基地へ送られ、既に完成していた海上の東京第一新都市へ運ばれる。
東京第一新都市は、ウイルスと感染者の封じ込めに失敗し海底へ。事実判明した事を残して。