第4話 オルガンの世界に触れる
さあさあ、いよいよ赤坂のサントリーホールで、待ちに待ったコンサートです!
私の席は、前から6列目。伊集院さんがものすごく近かった! バスでいうと、一番前の席から後ろの席ぐらいの距離です。近い近い。一つの車両に乗れる距離。
伊集院さんの印象は、一言でいうと、テレビのまんま、です。あの画面にうつる伊集院さんが、そのままそこにいるっていう感じです。
あとすごい笑顔でした。頑張ってスマイルを維持しているのだろうな、と感じてしまうぐらいに全力の笑顔でした。そしてよく喋ってくださる。チケットは1,000円ですし、決して割りの良いお仕事ではないだろうに全力なところ、好感度アップです。
今回のオルガン奏者は、石丸由佳さんです。もともとは吹奏楽の方で、トロンボーンなどを吹いておられたんだとか。そこからオルガンに目覚めたというご経歴だそうです。「オルガンは鍵盤のついた管楽器」という言葉に、なるほど、確かにそういう見方もできるなあと思いました。
それでいうなら「ピアノは鍵盤のついた弦楽器(あるいは打楽器)」ですしね。オルガンとピアノって似ているようで全然違うのは、楽器の基礎が別物だからかもしれませんね。
オルガン・アシスタントは佐藤初音さん。
司会は田添菜穂子さんです。
オルガンって演奏にアシスタントが必要なんですね。知ってた? アシスタントの方が音色の切り替えを担当するの。私は知らなかったです。
電子オルガンだと音色の切り替えは自分でやるんだけど、パイプオルガンは切り替えを同じオルガン奏者が担当するようですね。
で。
コンサートの流れとしては、まず伊集院さんと石丸さんを中心にしたトークがあり、その後に演奏がありました。
演奏を聴いていて気づいたこと。
それはオルガンと電子オルガンって、共通点がいっぱいあるってこと!
まず、演奏するとき、たまに中3本の指で上の鍵盤を弾いて、親指と小指で下の鍵盤を弾いていらっしゃるのよ。わあ、電子オルガンと一緒だ~! と嬉しくなりました。というか、オルガンのほうが元祖で、電子オルガンはその真似っ子なんですから、演奏方法が似ているのは当然ではありますね。
あと、足鍵盤の動きが忙しくて左手があいている時、左手を椅子の上に乗せたり、椅子の端を掴んだりしていらっしゃった。同じ~! あれは何だろう、ついやってしまう。ついやってしまう行為をパイプオルガンの方もやるんだという感動。理由のない行動が似てるのって面白いな。
あとね! パイプオルガンも電子オルガンも、手をいそぎんちゃくのようにクニャクニャ動かしがちなところも同じでした。ピアノとは大きく違うところが、ここだと思います。ピアニストの方の手はもっと骨のある動きをしている。オルガニストは軟体動物です。くねっくねです。
こう……なんでしょう、ステージの上にいる人が、自分と共通するところがあると、なんだか嬉しくなってしまいます。
(続く)




