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女ひとり東京オルガン旅 (写真つき)  作者: ゴオルド


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第2話 スカイツリーと『魔法少女まどか☆マギカ』

 旅行初日、2026年2月4日。

 福岡空港から羽田へと空を飛んで、約2時間。お昼前には到着しました。


 久しぶりの東京は日差しがきらきらしていて、予想していたよりずっと暖かかったです。なんだか歓迎されているような気持ちになりました。もう私ったら単純なんだから!


 伊集院さんのコンサートは翌日なので、初日は東京観光です。


 (東京は幼い頃にも住んでいたし、大学も東京だったし、なんやかんやで合計15年ぐらい?は住んでいるので慣れたもの……とすっかり油断していましたが、この油断が大間違いでした! くうう)



 さて、初日、私は目白に向かう……はずでしたが、気づいたらスカイツリー行きのバスに乗っていました。

 空港を歩いていたら、たまたま目の前にあったの、スカイツリー行きのバス停が! そういえばスカイツリーって行ったことないなって思ってね。


 ノー予約でも乗れるのかな? と思ってバスのそばに立っている方に尋ねたら、OKとのこと。紙の整理券をもらいました。その紙を運転手さんに渡して、料金を支払ったら、バスに乗れるというシステムでした。

 ……この紙、いる?

 いやだって、私が「予約してないんですが、このバスに乗せていだだけますか?」と尋ねて、係の人が「はい、乗れますよ」って言ってるやりとり、バスの運転手さんも隣で聞いてましたよね。要ります? 紙?

 必要性がいまいちわかりませんが、紙を持っていない人は乗車拒否をされていたので、どうも大事な紙みたいです。車内はガラガラでしたが、紙がないと乗れません。

 そんなに大事な紙ですのに、運転手さんは紙を受け取ると、くしゃくしゃと丸めていました。



 そんなわけでバスの乗って、東京をドライブ気分で移動しました。楽しい。

 あっという間に、スカイツリーに到着!

 

 今回の旅は、コンサートのチケットを買ったときもそうだったけれど、思いついたままに行動します。心のままに動きます。それを自分に許すこととします。やりたい放題、それが一人旅の醍醐味。



 そうそう! スカイツリーはアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』とコラボ中でした。わあ~、確か2年ぐらい前に動画配信サービスで観ました。というわけで、私にとってはまあまあ最近のアニメです。


 記念にコラボバッジを買ったら、杏子ちゃんが出ました。何かの暗示かな。家族関係に難アリ、みたいな。ついそんなネガティブなことを考えてしまって、杏子ちゃんに申しわけなく思うのでした。いやいや、きっとあれだ、今回はグルメ旅になるという暗示だ。そう思おう。って、おみくじじゃないんだから!


 さて、『魔法少女まどか☆マギカ』ですが、個人的にはほむらちゃんがね、もう、ほむらちゃーん!

 まどかちゃんも可愛くてね、良い子だよねえ。


 あとさ、あとさ、マミさんはやっぱり『クリィミーマミ』を思い出すのは鉄板ですよね(当時は幼稚園児か小学生で、主題歌のカセットテープを持ってましたよ。懐かしい)。


 それに、さやかちゃんも! 私はさやかちゃんを見ると、少女漫画『夢みてBOMパッ』の主人公のさやかちゃんを思い出します。

 さやかちゃんは、片思いしている病弱な男の子を助けるために、魔女に弟子入りしてゴブリンと戦うの。でも病弱な男の子は、別の女の子と付き合っちゃうの。ショック! あんたのためにさやかちゃんは命を賭けてるっていうのに~! って読者がモヤるわけ!! でも、そんなさやかちゃんに片思いしている男の子がいるんです。彼はすごい優しい男の子で、病弱な男の子を救うために協力してくれるの。そこが切ないわけ! ああ~懐かしいなあ。


 この頃、私は小学生で、当時Sさんという女の子と仲良くしていて(私の女友達のイニシャルは妙にSが多い)、Sさんに『夢みてBOMパッ』のコミックスを貸したら、作品に出てくるゴブリンを倒す歌を全文ノートに書き写して、それを見せてくれたっけ。すごい! って盛り上がった記憶があります。「いじわるゴブリン」の歌。全部で100番以上あったはず。なんかわかんないけど、そのとき私はSさんのことがすごく好きって思いました。


 Sさんは今どこでどうしているのかな。すごく好きな友達だったのに、今どうしているのか全然知らないなんて、全然知らないことを疑問にも思わず私は暮らしているだなんて、どうしてそんなことができるんだろうね。

 ふしぎ。

 だけど、大人にこそ、そういう鈍感さみたいなものが必要なのかもしれない。私の人生からいなくなってしまった人のこと、いつまでも覚えているのは寂しいから。そのくせずっと覚えていたい気持ちもあったり。



 ……ねえ。そんなことよりスカイツリーの感想は?

 なんかアニメとか思い出の話になっちゃいましたね。


 さてスカイツリーはね、地平線の向こうまでずっとビルが続いていて(さすが東京!)、どれもこれもクリーム色に霞んでいて、だから細かく砕いた高野豆腐でできた海の上空に浮いているような心地でした。

 あの高野豆腐一つ一つにたくさんの命があって、出会いと別れがあって、だけどここから見たら高野豆腐なんだよね。


 水をばらまきたいなと思いました。みんなに潤いの雨を。東京中に。


 雨の日にもう一度スカイツリーに行きたいです。

 4日はとてもよく晴れていて、ぽかぽかと暖かな日でした。冬だけど冬じゃないみたい。


挿絵(By みてみん)

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