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女ひとり東京オルガン旅 (写真つき)  作者: ゴオルド


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第1話 女ひとり、旅に出る

 東京。

 それは日本の首都。


 東京。

 それは日本の文化とグルメの発信地。


 そんな東京へ、2026年2月4日から行ってきましたよ。一泊二日です。

 今回の主な目的は、『伊集院光と行く! 奥深~いオルガンの世界 トーク&コンサート』に行くためです。


 私は伊集院光さんファンなんです。大好き! なおかつ電子オルガンを幼いころから習っていて、電子オルガンの元祖であるオルガン一族には敬意と親しみを覚えているのです。


 ふだんの私だったら行きたいコンサートがあっても、どうしよう、どうしようと悩むのですが、今回は即決でした。


 そんなにも伊集院さんとオルガンが好きなのか? といわれたら、ううん、確かに好きは好きだけれど、でも、そんなに熱烈に愛しているのかと言われると微妙です。じゃあ、なんで即決したのか。


 何か私の背中を押すものがあったのです。

 ちょっと現実から離れたところに行ってきなよって。

 私が住んでいるのは福岡で、東京まで飛行機です。

 あら、ちょうどいいじゃない、行ってきたら? って。そう思うような、少し俯いて考え込んでしまうようなことがあった。


 私は行かねばならない。行ったところで何があるわけじゃないけれど。旅先で何か素敵なことが起きたらいいな、ドラマや小説みたいなこと。たとえば運命の出会いとか! でも何も起きないんだろうな。それでも行くのよ、それが中年おんなのひとり旅。



 まずはコンサートのチケットを取らなきゃね。

 というわけでネットで申し込んで、セブンイレブンで受け取ることにしました。福岡在住の私は、その頃たまたま天神に用事があったので、大丸デパート近くのセブンイレブンで受け取ることにしました。


 セブンイレブンの店員さんが新人の方で、チケットの発券を頼むと、「どうしたらいいのか、わからないです~」と、半泣きになってしまいました。

「じゃあ、違うコンビニに行きましょうか」と私が言うと、彼女はしばらく私の顔を見つめた後、「……ダメかもしれないけど、やってみます」と言ってくれました。

 お、おお、頑張って! と私から応援されながら彼女はレジのいろんなボタンを押して、顔をしかめたり、キョロキョロしたりした末に、なんとか無事に発券してくれました。

「わあ、やった! ありがとうございます!」

 彼女は仕事をやり遂げた安堵感からか、にこっと笑ってくれました。良い笑顔!


 この旅の始まりは、トラブルがありそう、だけどそのトラブルを乗り越えた笑顔が待っているのかもしれない。そんな予兆を感じるような出来事でした。


 それが2025年の8月のこと。


 その後すぐに航空券とホテルを合わせて3万3,000円で押さえました。最近物価高だからすっごく高額になることを覚悟していたけど、意外とこのくらいで行けるんですね。飛行機はANA、ホテルはアパの食事なし素泊まりです。



 それから半年後。

 季節は夏から冬へ。ついに2026年2月となりました。


 半年たっても私はまだ気持ちの整理がつかずに、どこにも向けるあてのない気持ちを抱えていて。


 このモヤっとした気持ちを切り替えたいな、そんな思いからこの旅は始まります。

挿絵(By みてみん)


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