表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/58

第7話 食堂+少女=ウェイトレス

すみません、今回は短めです。

「いらっしゃいませー!!」


「よう、ルタちゃん!今日も食べに来たぜ!!」


「いつもありがとうございまーす!!お席へどうぞー!!」


ここはレイクディーネの近郊にある都市『ディライト』。


そこで展開している大店『ガンツ商会』が経営する食堂だ。


つい最近、店主のガンツの親戚の娘が店に勤め始めた。


名前をルタといい、15歳ほどの小柄な銀髪の娘だ。


「おーい、ルタちゃん!こっちも注文頼むよ!!」


「はーい、ただいま!!」


明るく元気に愛嬌を振りまく彼女は、瞬く間に人気者となった。


「おー、嬢ちゃん。こっちこいや!!」


そんな彼女も端から見れば小さい子どもである。


そしてここは食堂で、今は夕方。


当然、ドリンクには酒も含まれる。


結果、発生するのが質の悪い酔っ払いという生き物であり、可憐なウェイトレスのルタちゃんにちょっかいをかけようとしている。


「おい!お前何やってんだ!!」


「そうだぞ!!」


そんな場面に遭遇すれば、当然周囲が酔っ払いを止め


「早く逃げろ、兄ちゃん!!」


ん?


「何考えてんだ!?死にてえのか!!」


「あ?てめーら何言って・・・」


ドゴ!!!


「ぼぐぁっ!?」


酔っぱらっていた男が吹っ飛んだ。


きりもみ回転して吹っ飛んだ。


吹っ飛んだ先にも席はもちろんあった。


しかしそこに座っていたのは常連客。


周囲が酔っ払いを止めていた段階で既に席を片付け始めていたのだ。


さて、その判断材料は彼らの視線の先。


そこにいたのは拳を振りぬいたウェイトレス。


ついさっきまで愛想を振りまいていた可憐な少女ルタであった。


「うちはそういうのはお断りなので・・・とっとお帰りやがりくださいませ。」


にっこにこの笑顔で、意識の無い相手に少女はそう宣ったのだった。


次回は4月22日土曜日の午前6時に更新予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ