表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
問題児in追放修道院  作者: バタ足攣り太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

65/78

第65話 疑問+解散=デジャビュ

「今こそ!あたしは、鳥になる!うおおおおおおおおお!!」


こんにちは、リタちゃんです。


さて、あたしは今、ゴテゴテとしている割に軽い装備を着けて、建物の屋上から飛ぼうとしています。


どうしてそんなことをする羽目になっているのか、少し振り返ってみよう。




「なーなー、リタ姉ちゃん。人って、どうして空を飛ばないんだろう?」


暇だからと近所の空き地に顔を出してみれば、こきでいつも集まって遊んでいるガキンチョの一人のラー坊が急にそんなことを言い出した。


「ラオ、あんたバカねぇ。人には翼がないんだから、飛べるはずないじゃない。」


ため息をつきながらそう指摘するのはガキンチョ其の二のサシャ。


強気でおしゃまな感じの女の子ね。


「人は飛べない。常識。」


無口な女の子のミリも同意する。


「否、人は美味を味わえば空をも飛ぶ心地になれる!」


そして、なんか時代掛かった喋り方の少年、ゼルがそう反論した。


ちなみに、このゼルが謎に美食家っぽい食レポしてたやつね。


「それ、あくまでもそういう感じってだけでしょー!」


「ん。それは飛んだとは言わない。」


「さすがにそれは飛んだって言えなくねえ?」


総スカンだね。


くらったゼルは肩を落としちゃってる。


「それよりも、なあリター。人だって空を飛べるよなー?」


お、ここであたしに振ってきたか。


「どうだろうなー。さすがのあたしも空を飛んだことはないからなー。」


「ならば、試すしかあるまい!」


ここで、あたしとガキンチョ共以外の人間の声が割り込んできた。


声の元は空き地の入口。


そこにいたのは・・・!!


「誰だ!?」


「聞かれれば答えよう。我が名は・・・」


「シュバルツじゃん。なんでいんの?」


あたしが隣国から連れて来た元魔物の魔人、シュバルツが似合わないハイテンションで空き地の入口にいた。


「院長に言われてお前を探しに来たのだが、気になる話が聞こえて来たものでな。」


「そっか。それにしてもテンション高くない?どうしたの?」


あんた、クソ真面目キャラではあっても、ハイテンションキャラじゃなかったでしょ。


あたしと別行動になってから、いったい何が・・・?


「む?子ども相手にはこのぐらい元気な方が良いと教わったのだが・・・違ったか?」


「あー、習ったことを試してたのね。」


このシュバルツ、元魔物なだけあって人間社会の常識が皆無だったから、院長の元で社会勉強兼修業中の身なんだよね。


「それで、ババアがあたし呼んでた?なんの用だろ?」


「なにやら隣国がらみと言っていたが・・・」


「げ。」


そっち関係に動きがあった感じかな。


平和な日常もそろそろ終わりかぁ・・・。


「ハァ・・・。」


「肩を落としている者に言うのもなんだが、急いだ方が良いのではないか?」


「げげ、そうだった!そんじゃガキども、あたしは行くから、晩御飯の前には帰るんだぞー。」


「「「「はーい!!」」」」


ってな感じにこの場は解散して、さっきの話はうやむやになった・・・と、あたしは思ってたんだけど・・・


またもや後日。


「人は空を飛べるのか?偉大なる挑戦が、今、始まる!!これより、第一回レイクディーネ飛翔研究会を開催しまーす!!」


「「「「「「わーーー!!!」」」」」」


なんか、大ごとになってた。


つい最近も似たような流れがあった気がする・・・。


とまあ、こんな感じで、ガキどもからまたもや親連中に話が流れて大ごとに。


こうして、あたしが鳥にならざるを得ない状況ができあがったのだった。


・・・隣国に動きがあったのに、こんなことやってていいのかって?


まあ、そこは追々よ。



次回の更新は10月25日(土)午前6時の予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ