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問題児in追放修道院  作者: バタ足攣り太郎


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第41話 集落+混乱=罠発動

『『『グオオオオオオオオ!!』』』


「なんだ!?」


「何が起こった!?」


ちーっす、あたしリタちゃ・・・じゃなかった。


やり直しやり直し。


こほん!


ごきげんよう、わたくしはシスターのリタ。


今、わたくしたちは修道院の仕事で、国境付近にある小さな村を訪れています。


表向きは敬虔なシスターの仕事・・・けが人の治療や村の様子を見るちょっとした視察として訪れたことになっているので、わたくしは代表として集会所に通されておりました。


そこで村の方々にご挨拶をしていたのですが、つい今し方、外から魔物の咆哮や地響き、それに戦うような音が聞こえてきたのです。


これには村の方々も大慌てで大混乱、といったところでしょうか。


・・・まあ、表向きはね。


ん?言葉遣いはもういいのかって?


いいのいいの、そろそろ取り繕うのも面倒になってきたし。


それに・・・


「グガルルル・・・。」


集会所に魔物が飛び込んできちゃったからね。


こいつは大きな狼の魔物“フォレストウルフ”だね。


結構大きめだし、群れの主でも()()()()んじゃないかな?



さて、立場的にも戦わざるを得ないあたしは、表向きは心配してあたしを逃がそうとする周囲の声を無視して反撃。


拳一発で狼野郎を沈めると、驚いて固まってる周囲に一声かけてから集会所を出た。


外では、修道院(うち)の仲間たちによる一方的な殺戮が行われている。


「まあ!遅いですわよ、リタさん!!」


「うっせえ!そっちこそ中までデカい狼通してんじゃねえよ!」


「あら?ごめんあそばせ。野蛮なあなたのことですから、生で踊り食いがお似合いだと思いまして。」


「あ゛あ゛ん!?」


「はあ!?」


「はいはい、2人とも。まずは敵を倒すのが先。」


まずはリリスとマリーと合流・・・


「ちっ。命拾いしたな“デスドリル”。」


「こっちのセリフでしてよ“ボサボサ娘”。」


「「なんだと(ですってえ)!?」」


「2・人・と・も?」


「あ、あたし向こうを片付けてくる!!」


「わ、わたくしはあちらですわー!!」


したが、その後いつも通り喧嘩してしまい、マリーの怒りを買う前にあたしたちは離脱。


さて、ここまでは予定通りに進んでる。


問題はここからだ。


「シスター様ー!!」


一人の村人が、必死な様子で駆け寄って来た。


「・・・おい、どうした?大丈夫か?」


あたしは努めて心配そうに声をかける。


ここであたしが訝しんでるのを気取られてはいけない。


だっておかしいでしょ?


「ってかあんた、さっき集会所にいた人でしょ?何があったの??」


集会所の周りは他のシスターが守ってた。


少なくとも、あの中にいれば安全だから、あたしも「中にいろ」って声をかけて出て来たんだ。


なのに、こいつは走ってあたしのところにやってきた。


普通の村人なら足がすくんで動けない、こんな魔物との乱戦の中で、あたしに向かってまっすぐに、だ。


どう考えても怪しいだろ?


「早く戻ってください!集会所が大変なんです!!」


「あそこには他の仲間もいたはずだけど・・・わかった!急ごう!」


あたしがそう声をかけて一緒に戻ろうと近づいたその時だ。


「今!!」


村人は懐からキューブ状の物体を取り出すと、思い切り地面へと叩きつけた!!


すると、足元に光る魔法陣が展開され、あたしと村人は、その場から姿を消すことになるのだった。



今回は第1話の別視点からお届けしました。


次回の更新は5月10日(土)午前6時の予定です。

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