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エロゲ主人公に転生したらヒロインが姉だったんだが?

作者: 吹雪あーく

 無限に広がる蒼穹。地平線を埋め尽くす翠緑の草原。降り注ぐ金色の朝日。現代日本では味わえないような透き通った空気。

 ……そんなものはどうでも良い。


 麻でつくられた質素な寝袋から身を起こす。

 まず両手を見る。いつもの見慣れた肌色の両手ではなく、ガサガサしたきめの粗い手袋。

 次に身体を見る。寝巻きにしては着心地の悪い長袖のシャツ。と言っても普段着ているユ○クロのものではなく、中世ヨーロッパ風の服装。

 極めつけは寝袋の隣に佇む重厚な剣、先端部分に翡翠の宝石をはめ込まれた少し長めの杖。


 ここから分かることを現代オタク日本人が推理せよ。


「異世界キタァァァァァァァァァアアアアアア!!!!!」


 俺は異世界に来たようだ。





 もう一度言おう、俺は異世界に()()した。


 驚くことなかれ、ここは俺が生前プレイしていたエロゲ『レイジング・ブレイブ~清楚系メスガキ勇者と分からせ魔法使い~』の舞台となる世界だったのだ!


 ………。

 うん。異世界転移転生は聞いたこと(読んだこと?)あるし、ゲーム世界に転移(閉じ込められる?)転生(悪役令嬢とかかな?)も聞いたことがある。


 …………エロゲ転生ってなんだよ(白目)。


 何故俺が「転生」したって分かるって?

 それは俺の今の容姿が『レイジング・ブレイブ』の主人公、ワカラ・セオジサンと瓜二つだからだ。

 転生とかご大層なこと言ってるけど人格が乗り移ったってカンジ?まぁとりあえず、今感じる頭痛(たんこぶ)と傍に落ちている木の実から、物が頭にぶつかって前世の記憶が蘇ったって解釈してる。

 ……別に転生とか乗り移りだとかはどうでもいいんだよ。


 俺は今エロゲの主人公だろ?


「────ヒロインとヤレる!!!!!」





 そんなこんなで一週間が経過。

 時間経過が早いって?いやマジで何のイベントもなかったんだよ。


 俺は王都へ向かう旅の途中の野宿にて自我(前世の)が目覚めたらしい。それもまだストーリーが始まる前の一人旅。

 つまりまだ物語が始まる前だ。ヒロインも居ないし、何のイベントも起きない。しかし。


「やっと着いたぜ、王都アルカディア……」


 俺はメインストーリーを進める為に自力で王都に到着した。

 こちとら元・実家暮らしのオタク高校生。一人旅のイロハなんて全く分からないし、それもあってこの道中は地獄だった。

 強いて救いがあるとすれば、俺の前の人格、エロゲ主人公ワカラが几帳面だった事だ。日々の旅の日誌を付けており、そこに地図や調理法、ベースキャンプ予定地などがしっかりと記されていた。


「言語は日本語じゃなかったけど何故かスラスラ読めたんだよな…」


 目の前にはそびえ立つ王都の城壁。


「デッカ……。ノベルゲーだからってのもあるけど本物見るとやっぱ違うなぁ……」


 騎士?みたいな武装した兵士が検問を行っているが、その列に並ぶ人々は疎らだった。


「先生、ここ本当に王都ですか?人が少ないですが…」

「やはり魔王軍に居るからかのぉ、昔来た時より全然人がおらん…」


 後ろに並ぶ老人の青年の二人組から聞こえた呟き。旅商人だろうか、重そうな荷物を積んだ馬車を引いている。


「やっぱ魔王軍、そうだよなぁ……」


 エロゲ『レイジング・ブレイブ~清楚系メスガキ勇者と分からせ魔法使い~』は魔王と勇者であるヒロイン一行の闘いを描いた物語だ。

 エロゲとは思えない重厚なストーリー、張り巡らされた伏線、そして魅力的なキャラクターによって高い評価を受けている。


 まぁ俺は1ルートすらクリアする前に死んだんだけどな……。


 俺が転生だと判断したもう一つの理由。

 転生前、姉と二人ア○メイトへ向かう道中、交通事故にあって俺は死んだ。……はずだ。

 身体を襲う衝撃、鉄の破片が刺さった腹を焼く痛み。俺は今でも忘れない。


 まぁ転生先がエロゲ主人公とか絶対許すけどな、神様!!!


 クリア前のゲーム、完結前の漫画。心残りは少しあるけど、ここで童貞卒業できるならチャラっすよ。


「……次、そこのお前だ」


 陰キャ童貞の虚しい思考回路を働かせていたところ、検問をしていた兵士が俺を指さしてくる。俺の番が回ってきたようだ。


「ここに名前、訪問理由、そして身分証明書を提示しろ」

「……どうぞ」


 名前:ワカラ・セオジサン。

 年齢:17歳。

 出身地:王都南西に位置する農耕地、レーゼ村。

 職業:()()()()使()()。薬師も兼任。

 訪問理由:魔王軍討伐の勇者パーティーに志願するため。


 ……っとこんな感じかな?


『レイジング・ブレイブ』のストーリーが始まるのは王都へ入った直後。つまり俺はワカラがどうやって検問を潜ったのかは知らない。


 まぁ真面目に書けばいいだろ……。

 俺は仏頂面を構える兵士にくたびれた羊皮紙を提出する。


 面倒臭そうに羊皮紙に目を通す兵士。その表情が俺の書いた文を読む度に青く染まっていく。


「おっ、お前ッ……!!!魔王軍直属の魔法使いか!!!」

「…………………………、…………え?」


 なんか話がおかしな方向へ向かってる気が……。


「この砦に集う全軍に告げるッ!!!!魔王軍の襲来だ!!!!」

「…………は?」


 どうゆうこっちゃねん。


 俺の思考が追いつく前に。兵士が腰に下げた剣を抜き放つ。


「魔王軍!?遂にこの王都にも襲来したのか!!!」

「野郎ぉ……この剣の錆にしてくれるわいッ!!!!!!」

「俺の妻と子供の命を奪った仇!!!この俺が取ってやるッ!!!」


 殺気立つ検問の兵士達。


「は!?どうゆう事だよマジで!?」

「御託は結構ッ!!!!ここは我らが守護する『王都アルカディア』なり!!!!我らの力を思い知らせてくれるわ!!」


 周りを取り囲むように布陣し、剣を構える兵士たち。


「えマジでどういうこと!?ワカラは勇者パーティーの魔法使いじゃなかったの!!!???」


 嘘だろ!?こいつらどう見てもモブだろ!!!何この殺気と強キャラ感!!!??


 剣を手に持つだけのモブ兵士。しかし現代日本出身の俺にとっては刃物を振り回す複数の大人など恐怖の対象でしかない。


 とりあえずここで取るべき手段は……。


「撤退ぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいいッ────!!!!」


 足に力を込め、大地を蹴る。

 魔王軍所属の魔法使い。その称号に少し気圧される兵士たちの脇を潜り、全力疾走。向かう先など考える暇もない。とりあえず城壁内へその身を投じる。


 全力で逃走しかねえよ!!俺は平和主義者なんだよ何この治安の悪さ!!


「──逃げたぞ追え!!!」

「家族の仇だ逃がすなァ!!!!!!!」

「俺何もしてないよね!???嫌だ本当にやめてぇぇえええええええええええええッ!!!!」


 何が将来の勇者パーティーの魔法使い(笑)だよッ!!!

 くっそ全力で逃げるしか無いじゃねえかああああああ!!!!


「〈我が創成の種子よ・大地を穿つ樹木の壁を造りたまえ〉!!」


 俺は腰の布袋から小さな種子を取り出し、後ろに投げ放った。

 種子が地面に落ちた次の瞬間、巨大な「根」が俺と兵士たちの間に壁を造る。


 《植物創成魔法・樹海の盾》。

 魔法使いワカラの最強の奥の手。種子を急激に成長させ、植物を操る創成の術。この世の神秘に接触する『魔の法則』。


「うぉ、やっべえじゃん…」


 城下町を疾走しながら後ろを振り返る。そこでは古代樹の根が荒れ狂い、分厚い障壁を造られていた。

 樹木の壁に塞がれた兵士たちはこちらに近づくことが出来ない。

 俺は少し走るペースを抑える。


 この『魔法』はワカラの手記に記されていた。

 呪文、呼吸法、生体魔力の調整。魔法発動には様々な要因が必要らしい。

 俺はこの一週間で基本の魔法をマスターしていた。

 ほら、魔法なんて浪漫の塊だし……。


 やはり手記に書かれていた言語も日本語ではなかったが、何故か読むことが出来た。


「……………ん?言語……」


 俺は追われる前の出来事を思い出す。

 羊皮紙に書いた内容。それは良い。羊皮紙に書いた言語。


「………………………あ」


 日本語。で。書いちゃってた。


「そういう事かああああぁあああああぁああああああああああああああああああぁぁぁあああああああああああああああッ!!!!」


 路地裏へ入り絶叫。

 そりゃそうだよな!見た事もない言語で書かれてたらそりゃ魔族の言語を疑うよな!!!


『魔族はの術師は特有の言語、呪文を使用する。だからこそ、魔王軍の魔法使いの使用魔法を発動前に予想するのは難しい。』


『レイジング・ブレイブ』の主人公ワカラの台詞だ。


 うん、今回は俺が悪い……。さて、どうやって誤解を解くか……。


 ヒロインに出会う事が出来なければ、俺の物語(意味深)が始まる事は無い。

 出会うことが出来ても、魔王軍の疑いをかけられていれば接触直後に即バトルだろう。

 平和主義者の俺として絶対に避けたい。ヒロイン連中の戦闘力ヤバいしね。


 誤解を解くため、俺が取るべき手段は。


「この国の王女にして『聖剣の勇者』に接触して誤解を解く……。うん、彼女はメインヒロインなだけあって人間性が一番あるけどやっぱ危険だよなぁ……」


 顔を見られた時点で親衛隊に殺されそう。

 でも、やるしかない……。


「行くか……」


 呼吸を整えて、路地裏の外を見初める。

 多くの兵士が殺気立った様子で周りを見回っていた。


 ファーストミッション、王女(メインヒロイン)に接触せよ!






 アルカディア王国第二王女、エルフィーナ・レインスト・アルカディア。

 『レイジング・ブレイブ~清楚系メスガキ勇者と分からせ魔法使い~』のメインヒロインにして『聖剣』に選ばれた伝説の勇者。

 彼女が振るった刃は大地を割り(ガチ)、天を裂く(これもガチ)。

 幾度の魔族を断罪し、多くの国民を救ってきた英雄。


 《レイジング・ブレイブ》はそんな彼女と辺境出身の魔法使いの主人公が出会うところから始まる。

 初めての出会いは、王都へ密かに侵入した魔王軍幹部との激戦。聖剣を振るい前線で果敢に闘うヒロインと、草木を創造し的確にその援護をする主人公。これが最初の出会いだった。


「……つまり侵入した魔王軍幹部『斥力』のラルアラを討伐する援護をしろって言う事だ」


 王都中心広場に位置する家屋の屋根の上。

 そこで俺は勇者エルフィーナ一行を待っていた。


「だけど、問題は……」


 魔王軍幹部であるラルアラが厳しい(?)検問を避けて壁内へ侵入出来た理由。

 後に暴かれ敵となる、王侯貴族メルザ伯爵の裏切り。


 メルザ伯爵はこの後も王都内で暗躍し続け、第二章である王都内乱へと繋がってしまう。


「『斥力』のラルアラを狩るか、内通者メルザ伯爵を狩るか……」


 選択肢は一方のみ。

 どちらの戦闘力も並じゃないので、戦闘になれば必ず片方に勘づかれ、逃げられる。


 ラルアラとの戦闘は明日起こる。

 それまでに王女にして勇者であるエルフィーナと接触しなければならない。


「中心広場は王都全てのメインストリートが集まるっていう記述があったから、出かけるなら多分ここを通ると思うけど……」


 お。


 数名の侍女を連れながらも、目立たない服装をした少女が通りを歩いている。

 目元を隠すように深く被る帽子の中は、白銀の長髪。


「……ビンゴ、かな」


 俺は懐から種子を取り出し、魔力を集中させる。


「……〈汝豊穣の胤・幾多の蔓を靡かせ〉」


 《植物創成魔法・蛇革の蔦》。

 俺の呪文に反応し、種子からゆっくりとペン程度の細さの蔦が芽生えた。音を立てず、少しづつ、幾重にも伸びる蔦は、俺の前で完全に静止し、操作を待っている。


「──〈飛べ・蛇よ〉ッ!!!」


 蔦が一瞬で生え伸び、前方へ飛ぶ。成長し続ける蔦は十数メートル先の王女エルフィーナの右腕に絡まり、一気に俺の元へ引き返す。


「───────ッ!?」


 声にならない絶叫を上げながら、エルフィーナは俺の腕へダイブ。

 勢いを足で殺しながら、しっかりと抱きとめる。


「……なっ!!王女様!??」


 侍女が慌てて辺りを見回すも、一瞬で俺の元へ帰って来た蔦には気づくことがない。

 恐ろしく速い誘拐、俺でなきゃ見逃してるね。


「────!?……魔法使いワカラ!?」


 目を白黒させながら、エルフィーナは俺の顔をまじまじと見つめる。

 ん?メインヒロイン(エルフィーナ)って最初から主人公(ワカラ)の名前知ってたっけ?


「……王女、いや勇者エルフィーナッ!!俺は勇者パーティーの魔法使い志願者、ワカラ・セオジサンだっ!!どうか頼みがあるッ!!」

「……分からせおじさんっていつ聞いても傑作な名前よねぇ。シナリオライターのネーミングセンス天才かっつーの」


 ん??


「どうか俺にかけられた疑いを解くのを手伝ってくれッ!!」

「……こんな内容だったかしら?もしかして私がエルフィーナになったから世界線が代わったとか?」


 ん?????


 少し考え込むような仕草を見せ、エルフィーナは俺の言葉を反芻する。

 そんなことよりせっかくヒロインに出会ったって言うのになんだか寒気がするんだが……。


「……ちょっと待って、その話し方って優ちゃん!?」


 一気に真顔になり、俺は視線を横に背ける。


 ………(ワカラ)の事をそんな呼び方をするなんて確定。


【悲報】俺氏エロゲ主人公に転生するも、ヒロインが姉の模様。


「ほんとどういう事だよぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ──────────!!!!!」


 中心街全域に俺の絶叫が轟いた。







 俺の名前は滝 優雅(たき ゆうが)。訳あって死亡し、エロゲ主人公ワカラ・セオジサンに転生した。

 姉の名前は滝 優姫(たき ゆうき)。訳あって死亡し、エロゲヒロインのエルフィーナ・レインスト・アルカディアに転生した。


「意味分かんねえよぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!!!!!」

「優ちゃんうるさい、まずは愛しのお姉ちゃん会いたかったよぉでしょ?」

「知らねえよぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!!!!!!!」


 アルカディア王国王城、第二王女王室にて。


 自分のベッドの上で愛しげに俺の髪を梳く、エルフィーナ(エロゲヒロイン)の皮を被った姉の姿。

 武装解除した傷心の俺は姉になされるがままにされている。


 いやマジでふざけんなよぉ……。

 エロゲ主人公に転生したらヒロインが姉でしたって酷すぎんだろ……。


 隣で嬉しそうにしているエルフィーナ()の姿を見て、辟易とした表情で項垂れる。


「……見た目は良いけどっ!!見た目は良いけど中身がアレじゃマジで受け付けねぇ………」


 無我の境地。

 悟りを開け、悟りを開いて無心でこの場から逃走しろ。


「なぁーに逃げようとしてんの。私にまた会えてそんなに嬉しい?」

「……なぁ姉さんがガチヲタで守備範囲が規格外って事は知ってたけど。なんで俺のやってるエロゲの内容知ってんの……?」

「え?優ちゃんが学校行ってる間にこっそりプレイしてたからだけど。良いよね『レイジング・ブレイブ』。伏線がしっかり張られてて内容も熱くて、何よりキャラが可愛い!」


 大学生で暇だからって人のエロゲ勝手にプレイすんなよ変態がァ……。

 というかそんなセーブデータ残って無かったぞどんな速度でクリアしてるんじゃ……。


「……ほんじゃとりあえず相談。魔王軍幹部ラルアラと内通者メルザ伯爵、どっちから潰す?」

「うーん、迷うけどやっぱりメルザ伯爵かなぁ……。メルザ伯爵居てこその王都内乱編だから、やっぱり先にそっち優先かな」

「はぁ……そうだよな、やっぱ後々キツい方を叩くべきだよな」

「ため息ばっかりうるさい、そんなに伯爵と先に闘うの嫌?」


 お前のせいだよぉ………。

 なんでこんな奴がヒロインになってるんだよ、俺の異世界ハーレム生活ぅ……。


「……ん?待てよ」

「どしたの?」

「姉さん、他のヒロイン達……どこやった?」


 最初から居たヒロインも数人いたはずだ。エルフィーナ()が無理でも他ヒロインを攻略すれば……。


「……君みたいな勘のいいガキは嫌いだよ」

「はーい姉さんの事だから察してましたぁ!そうですよねぇ!愛しの弟君を独占する為なら他ヒロインはリストラしますよねぇ!」


 俺の異世界転生ハーレム伝説の幕は開かれてもいなかったようだ。

 …………………………なにこれ。


 姉。

 特徴:超絶ブラコン。弟である俺ガチ恋勢。正直生理的に無理。でも友達少ない俺にとって数少ないオタク友達。

 ……泣いていいかな?


「とりあえず最初の標的は後々大事をやらかす王侯貴族メルザ伯爵!姉弟二人の力を合わせてがんばろー!」

「エロゲって……なんだっけ……(哲学)」


 こうして俺のエロゲストーリー(新規ルート)攻略は幕を開けた。

 ただ一人、余計な者、というか要らない、必要無い者()を引き連れて……。




読んで頂きありがとうございますm(*_ _)m

どうも作者です。

拙作は何となく頭に浮かんだ物語を文章化させたもので、連載するモチベもあまり無かったので短編とした投稿したものです。

物語はまだまだ続きますが、それを書いていくかはこの短編の評価次第という事で……()

またの出会いを期待しています。では。

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