表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最後の異世界物語ー剣の姫と雷の英雄ー  作者: 天沢壱成
ー泥犁暗殺篇ー
55/193

『二章』① 銀の覚悟


 ーー崩壊が始まっていた。

 鉛色の空が重くのしかかり、いくつものクレーターが地面を抉っている。周囲には木々の緑があったはずなのに、今は見る影もなく倒木し、空間は広がり煙が漂う。


 ーーここで屈したら、約束は叶えられない。


 「……生きることは、恥ずかしくない」


 銀の髪に赤いリボン、蒼の瞳の少女。

 刀身の半ばから折れた日本刀を持ち、全身傷だらけで額から血を流して片目を閉ざすサクラ・アカネは、今にも倒れそうであった。


 一房だけ黒い髪の毛が、風に揺れる。


 最早痛すぎて体のどこにどう異常があるのか区別がつかない状態で、骨が確実に折れていることしか分からない。


 それでも譲れないものがあるから、その青い瞳には熱い闘志が宿っている。


 「生きることに、誰かの許可なんて必要ないんだ。そんな書類審査の判子みたいなモノに囚われて、自分の人生を、命を握られるなんて絶対に間違ってるよ」


 固い意志がある、何者にも否定させない力強い声がだった。

 そして彼女の耳に届くのは、破壊の音。

 泥犁島ないりとう九泉牢獄パノプティコンが崩落している、その轟音。


 ーー譲れないものがあると言った。

 だからこれだけは言っておきたかった。

 どうしても許せなかったから。

 このまま黙って逃げるくらいなら、またあの時みたいに友を失うくらいなら、死んだ方がマシだ。

 

 だから。


 「あたしは第二王女。「レイシア・エル・アルテミス」よ。民を見捨てるようなバカな女じゃない」


 刀を構えて言ったのだ。

 堂々と。

 この世界に戦いを挑むように。


 「頭が高い、分を弁えろ!痴れ者が!!」

 

 

第二章ってことにします!

ストックはまだあります!

毎日投稿するのでよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ