『一章』0 ー最後の異世界物語ー
その昔、世界に災厄をもたらした〈魔神〉と呼ばれる■■■がおりました。
その昔、〈魔神〉を倒した〈光是の六柱〉と呼ばれる神様たちがおりました。
その昔、その戦いを『薨魔の祭礼』と言いました。
その昔、神様たちは人間に『魔法』という力を与えました。
きっと、今これを読んでいる『あなた』たちは笑いながら「そんなことあるわけない」と思っていることでしょう。
多分、いいえきっとそれが正しい感性というものです。
でも、この『物語』は嘘でも夢でもありません。
あの時、あの瞬間に、この『物語』は確かにあって、「あたし」はみんなと一緒に生きたんです。
だから、どうか信じてください。
これからお話するのは、「あたし」の『異世界物語』。
「あたし」の……「あたしたち」の。
––––最後の異世界物語です。
真書・『最後の異世界物語』より。
––サクラ・アカネ
初執筆&初作品です!
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