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すれ違い
信仰を抱く人間にとっては
神という言葉には
無限の表情がある
その人がその言葉でなにを伝えようとしているかは
人にもよるし場面にもよるし文脈にもよるし相手にもよる
信仰と聞いただけで小馬鹿にする人にとっては
神という言葉には乏しく貧しい表情しか映らないのだろう
乏しさ
貧しさ
これらの言葉も信仰を通じて必ずしも否定的ではない表情を見せることがある
同じ言葉を使っているようで
その内実にはどうしようもない隔たりがある
そのすれ違いにうんざりしてしまうのだろう
信仰を抱く人間も信仰を抱かない人間も




