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底なし沼

 底なし沼に

 自分から飛び込んで

 もがけばもがくほど

 どんどん沈んでいく

 ネットで

 よく見る光景

 軽率な言葉をきっかけに


 どんどん沈んでいく

 何人も沈んでいく

 大半のきっかけは

 本人の

 弁解の余地のないような

 口汚い言葉だったりするから

 自業自得といえるのだろう

 弁解の言葉が逆に沈むのを後押しする

 引っ張り上げようとする人も巻き込まれて沈む

 どんどん沈んでいく


 自業自得といえるのだろう

 でもこの光景に

 どれだけ慣れればいいのだろう

 どれだけうんざりすればいいのだろう

 この沼の正体はなんなのだろう

 いちど足を取られると

 二度と這い上がれない

 助けてくれる人はいなくても

 足を掴んで離さない手は

 沼から無数に現れるから


 この底なし沼

 このみみっちい地獄

 言葉なんかおぼえるんじゃなかった

 そんな詩の一節をよく思い出す

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