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おののくような孤独

 素晴らしい文章はすべて孤独に見える

 おののいてしまうほど孤独に見える

 無防備に荒い風に晒されながら

 毅然として顔を伏せずに立っているような

 そんな孤独


 わたしは人間が嫌いだし、いつでも人間を呪っているような陰鬱な人間だが

 言葉を通じてそんな孤独に触れると

 人間というのは大したものだ

 立派なものだ

 悪くないものだ

 そんな気にもなれる

 おののくような孤独

 個が個であることを知らしめるような

 だれもがどこかに抱えているのだろうか?

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