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本が好きだった

 本が好きだった

 いまも好きだった

 唯一寄り添える

 現実に思えたから

 この世に本があること

 それを書いた人がいること

 わたしのように現実が嫌いで

 わたしよりも賢く鋭く温かく

 言葉で夢を築くことがありえたということが

 それはとてつもない現実だった

 本を読むということは、単に紙をめくり、紙を眺めるということでありながら

 自分にとってはなによりも広く深い探索だった

 その現実は、いまでも恋しかった

 いまでも現実が嫌いで

 その現実から離れるための苦闘と試練の道行きにこころが動いた

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