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あわみどりいろ

 それなりに本は読んでいるつもりだけど

 その読み方といえばメチャクチャだ

 たとえば淡緑色という言葉が出てくる

 これを「たんりょくしょく」と読むのか「あわみどりいろ」と読むのかも知らない

 そのときの気分で、「たんりょくしょく」だったり「あわみどりいろ」だったりと、適当に読んでいる

 調べると「たんりょくしょく」らしい

 だが次に読むときはもう忘れていて、やっぱり「たんりょくしょく」もしくは「あわみどりいろ」という感じで読んでしまう

 そういう曖昧なままわかっていないものが多すぎる

 中二階というのもしばらくは「なかにかい」と読んでいて、だれかと会話していてやんわり訂正された

 ひとりで読んでいるだけだとなかなか気づかない

 口に出す必要もないから、自分なりの音で、勝手に読めるからだ

 学がないといえばそれまでだが

 とはいえなんだか

 最近はそれを面白く感じている

 わたしはなんて適当なまま字面を気ままに滑ってきたことだろう

 わたしだけのあわみどりいろ

 曖昧に適当に綺麗なまま

 こころに浮かべて

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