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廊下になった気分

 理解できなかったものが

 突然、理解できるようになる

 あの喜びは格別なものだ

 前にはわからなかった音楽の魅力

 読めないと諦めていた外国語の文章の響き

 突然、扉が開く

 突然ではないのかもしれない

 理解したいと、触れてみたいと、何度もノックしていたはずだ

 でも、開くときは、いつも思いがけない

 扉が開いたところで、すべて理解できたわけでもない

 すべて理解できる日なんて来ないように思える

 ただ、この喜び

 腑に落ちなかったものが腑に落ちるようになるかけがえのない遷移

 きょうまたひとつ、味わえた

 いい日だ

 自分が廊下になった気分

 神だとか猫だとかが通る廊下

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