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水切り

 沈黙に

 石を投げる

 ただそれだけの練習

 水切り

 それは意味もなく美しい

 水面を跳ねながら突き進む石のかけら

 ひとりで飽くことなく

 ただ練習

 石が意志になりかけらが言葉になり

 沈黙は

 水のようには波紋も見せず

 とりたてて綺麗でもないけれど

 それでもひとりの水切りは楽しい

 喜べ

 昔日のひとり遊びに戻れて

 隣にだれもいなくても

 向こうからなんの応答もなくても

 この遊びにはなにかがある

 だからひたすら

 ただ練習

 少しでも遠くまでを目指して

 夕暮れの水面みなものような静寂を目にするまで

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