表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
755/919

あの退屈

 きょうは何をして遊ぼう

 退屈だな

 暇だな

 そう思いながらぼんやりとしていただけの真昼時が

 なぜあれほど長かったのだろう

 空や木の葉や虫を観察しても

 なおありあまるほどの時間があって

 気だるい退屈は過ぎ去らないまま

 日が暮れてさえいなかった

 空も木の葉も虫も

 地上にはまだ存在しているというのに

 永遠のようなあの退屈

 あの真昼時

 わたしから過ぎ去ってしまったあの感覚

 また訪れることもあるのだろうか

 たやすく生まれた瞬間まで戻れるような

 切なくなるほど鮮やかな

 時間の表情

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ