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見えているのに見えない

 見えているのに見えない

 それはよくある現象

 だれも救えない日常

 見えているのに見えない

 見ようとしないから

 見ることを望まないから

 見えない方が都合がいいから

 旧時代の奴隷

 旧時代の差別

 それはいまでは

 見えたことになっている

 本当に?

 本当に見えたのか?

 本当に見えているのか?

 いま目の前で

 なにが起こっているか

 いまそこで

 自分がなにを行っているか

 その眼は無謬むびゅうではない

 その手は清らかではない

 見えているのに見えない

 それは日常

 なにもないことにされる日常

 だれも救えない日常

 自分の加担している風景に

 いくつ罅割れがあるか数えてみたか

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