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失敗の記録

 昔の自分の詩を見ると気恥ずかしい

 たった一年前のものでも

 詩というのはやはり気恥ずかしい

 恥に踏み込む分野だと思う


 死にたいとばかり語っているのは

 別に恥ずかしいとは思わない

 語り口が恥ずかしい

 詩情を込めたつもりのまさにその部分が失敗している気がする

 無惨な失敗の記録


 でも恥のかきやすさと失敗の容易さが

 詩の軽薄な美点だと思う

 まいにち失敗してみるのも悪くはない

 言葉の上でなら


 舌禍で社会的に失墜することもあるのだから

 言葉の失敗は軽視できない

 でも詩で失敗してみるのは

 それなりに面白い経験になる

 なんの役にも立たなくても

 こころの配置が少しわかる


 この詩も失敗ではあるけれど

 そもそも成功したことがあるのだろうか

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