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決死の言葉

 決死の言葉を

 美しいと思うんだ

 それに惹かれるんだ

 言葉を吐き出すことは

 絵空事ではない

 それは行動であり現実なんだ

 言葉のなかでなにかが燃えさかり

 見たことのない輝きに震えているなら

 そこにはなにかがある

 その言葉を吐き出した者は

 そのときになにかを殺したのだ

 そのときになにかを葬ったのだ

 魂の全重量を賭けたのだ

 魂を投げ棄てる覚悟を決めたのだ

 そうせざるを得ずに

 望んだわけでもなく

 たとえそののち

 どれだけ堕落し落ちぶれたとしても

 だからそんな言葉を見かけると

 道ばたの死体と眼が合ったように

 痛ましく儚んで

 記憶に刻むのだ

 忘れないことが祈りであるように

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