表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
486/918

吊らないで

 吊らないで、吊らないで

 その孤独は

 あまりにも痛ましい

 吊らないで、吊らないで

 ぼくもいつか

 吊ってしまう日が来るかもしれないけれど


 自殺者に神はいない

 少なくとも慈悲はない

 救ってくれる神はいない

 だれも吊られない世界を創ってくれるような

 優しさにあふれた神はいない


 吊らないで、吊らないで

 重力に細首を任せたくなっても

 吊らないで、吊らないで

 縊死者が耳にする音楽に惹かれても


 神は死んだとだれかが言った

 きっと首を吊ったのだろう

 神を売ったとだれかが言った

 きっと首を吊ったのだろう


 吊らないで、吊らないで

 ユダの真似はしなくていい

 吊らないで、吊らないで

 裏切ったのはあなたではなく世界だから

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ