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暗さが存在するかぎり

 明るさを信用できない

 という性根は

 きっと死ぬまで治らないだろう

 笑顔の足下には死体がある

 その疑念は絶対に拭えない


「下層階級が存在するかぎり、わたしはそれに属する。犯罪分子が存在するかぎり、わたしはそれに属する。刑務所に囚人が存在するかぎり、わたしは自由ではない」


 ユージン・ヴィクター・デブスという人は

 そんな言葉を残したらしい

 徹底している

 それほど立派な信念は

 自分にはかけらもないけれど

 あらゆる人間が明るいときも

 自分はきっと暗いだろう

 そんな諦めのような執念が

 性根の奥深くにこびりついている

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