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あの輝き

 死に沈むたびに

 浮かび上がろうともがくある力

 純一なる結晶

 魂の核が

 無を峻拒する

 その一刹那

 人間を不滅たらしめると信じるあの輝き

 なぜ死を選ぼうとするたびに

 砕けても砕けても砕けきれない夢が

 こころの奥底を燃やすのか

 夜の火影

 うしおのような芝草が

 風ではないなにかで揺れている

 ぼくはまだ生きていた

 生きていた

 空の一点から見つめられて

 ぼくはまだ生きていた

 生きていた

 予感の葦が身内をつらぬいて

 解き放たれるべき感情を名づけていた

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