表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
193/916

イケメン

 イケメンという言葉が定着したあたりから

 世間の言語感覚がよくわからなくなった

 自分の基準では明らかに

 しだいに廃れる流行り言葉だったから

 実際にはいまもよく耳にするので

 自分の基準には大幅なずれが生じ始めていた

 そのあたりからなのだろうか

 他人に言葉があまり通じなくなったのは

 膜に覆われているような疎隔感を感じるようになったのは

 イケメンという言葉は詩にならないと

 以前は思っていたものだが

 詩にならない言葉などないと

 いまではそんな気がしている

 とはいえ言葉の好みはあるし

 自分ではやはり詩に組み込めない

 この文章はどこをとっても詩ではない

 この文章はイケメンという言葉に敗北している

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ