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長篇詩のように

 絵はどこで完成なのだろう

 色が塗られていないラフスケッチの方が

 魅力的な場合もある

 詩もまた

 どこが止め時かは詩人の判断による


 俳句なら十七字という額縁があるが

 定型を持たない詩は

 続けようと思えばいくらでも続く

 ただ詩の言葉そのものが

 相応の長さを要求する

 手探りでそれを探すしかない


 でも探り当てたその長さは

 本当に正しいのだろうか

 延々と続く長篇詩は

 どこかで無理をしなければ作れない

 それによって新たな局面が開けることもあるだろうが

 言葉の緊張は保てるだろうか

 程よい長さで終わらせてしまうのは

 潔いことなのか

 怠惰な甘えに過ぎないのか


 なんにせよ自分の人生は

 俳句のようにすっぱりは終わってくれず

 ぐずぐずの長篇詩のように間延びしていく

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