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それでも英雄になりたい僕のRPG  作者: リクルーター
希望の証
11/11

10.弟子入り

 目を覚ますと僕はベッドの上にいた。誰かが助けてくれたのだろうか。だとすればお礼を言わなければ!


 僕は傷だらけの体を無理矢理起こし寝室であろう部屋から出る。そのドアの向こうにいたのは青髪のおじいさんと、白髪(はくはつ)の少女だった。


 「おお、目を覚ましたか。わしは『レマン』じゃ。そっちの子は『アルル』。よろしく。」


 「ぼ、僕はレイです。先程は助けてくれてありがとうございました。」


 僕は深々と頭を下げ礼を言う。


 「レイ君、お礼はアルルくんに言うんだね。君を見つけてくれたのはアルルくん。ここまで運んでくれたのもアルルくんだ。」


 僕は、アルルさんに頭を下げた。


 「ありがとう、アルルさん。」


 「んっ……」


 僕が頭を上げるとアルルさんは逃げていってしまった。


 「済まないね、レイ君。あの子は昨日わしが森のなかで見つけてここに連れてきたんだ。ボロボロになって倒れていたもんだからね。」


 ワケありってことですかい?


 「わしがあの子を拾ったのは可哀想だったからってだけではない。物凄い潜在能力を感じたからだ。だからわしは、あの子を弟子にした。一応わしはランク18だからの。」


 僕は目玉が飛び出そうになった。


 「ランク18ってすごいじゃないですか!」


 「まあ落ち着きなさい。そこで提案だ、レイ君。わしの弟子にならないか?アルルくんにとって今1番必要なものは、友だ。だから、わしから頼む。わしの弟子になってくれ!」


 超一流冒険者のレマンさんが僕に頭を下げる。


 「頭を上げてください!僕もこの国に来て少ししか経っていないので友達が少ないんです。そして僕も強くなりたいのでこちらこそよろしくお願いします!!」


 「ありがとう、レイ君。」


 今日、僕はレマンさんの弟子になった。

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