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それでも英雄になりたい僕のRPG  作者: リクルーター
希望の証
10/11

9.代償

 「ありがとうございました〜。」


 今日も僕は、正午までカスピさんの冒険者基本知識特別講習を受け魔物を狩りに壁外へ向かう。


 今日は、昨日ファヌエル様から伝承してもらったスキルを試してみることにする。


 早速ゴブリン相手に武器を構える。そして集中する。棍棒を振り上げたゴブリンが突っ込んでくる。僕は、叫んだ。


 「喰らえぇぇ!!」


 瞬間、暴風が巻き起こる。目を開けると上半身と下半身に綺麗に別れているゴブリンとさっきまで草が茂っていた前方5m程の範囲が禿げていた。


 僕は驚いて声が出なかった。昨日まで何十分もかけて倒していた魔物を一瞬で狩ることができたからだ。


 でもひとつ問題を見つけた。圧倒的攻撃力による心身への代償だ。今、僕は歩くことだけで精一杯だろう。さらに、体が鉛のように重くなり激痛を伴う。まあ、少し経てば治るだろうけどね。


 ……これは、少し工夫して使わなければ。


 今日は、戦える状態ではないので帰ることにした。作戦も考えないといけないしね。


 すると、ドドドドッと僕の後ろの方で嫌な音がする。振り返るとそこには、ビッグボアの群れがこちらに向かって突っ込んできていた。


 僕は逃げれる体力が残っていないのでビッグボアウェーブに呑まれてしまう。


 僕はビッグボアにズタズタに踏み潰されながら意識を手放した。

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