戦争の描写とか用語とか
じゃあ戦争の描写について。
戦は駆け引きです。だいたい押したり引いたり押したり引いたりして、
相手のやる気を削いだら勝ちです。殺したら勝ちじゃないですよ。たいていの場合足軽は死ぬまで戦ったりしないので、大勢で遠距離武器でやりあって、無理そうならすぐ逃げます。
まず作法として矢戦から始めます。鉄砲も撃ちます。でもお互い置き盾とか竹束とか持ってるので、遠距離戦ではあまり決着はつきません。ある程度接近したら長柄足軽による白兵戦が始まります。長柄槍をみんなで声を合わせて振り下ろし、相手を叩きのめします。武田なんかは長柄の先に木槌をつけたりして破壊力上げてたそうですね。
なんかこう槍を十字に振り回して敵陣の中で無双とかは足軽はできません。たたき合いして疲れたり痛くなった方が逃げる我慢大会です。なのでお互いこっちが有利だこっちが有利だと励まして戦います。
戦場は広いので指揮は声、大声でやることがありますけど、まぁだいたいは太鼓です。
攻め太鼓。よせ太鼓とも。ドンドンドンと早く叩きます。攻める感じですね。
武将に「攻め太鼓じゃ、かかれい!」とか言わせるとかっこいいです。
引き太鼓。退き太鼓。どーんどーんどーんとゆっくり叩いて逃げる感じ。
「退き太鼓じゃ、さがれさがれい」と言わせるといい。
あと、ほら貝や、陣鐘を鳴らすこともあります。
この辺は格大名家の軍法によって使い分けが決まってるので、つかったり使わなかったり。やり方も違ったりしました。オリジナルをつくってもいいです。
平押し。
有利な時に全部隊でひたすら押すことです。
たいがい長柄部隊が敵をたたいてたたいて叩きのめして突破していることでしょう。
「平押しに押し込めい!」
突撃。あんまり突撃とはいいません。総がかりとか総攻めということの方が多いのでは。
乗り崩し。かっこいいですね、騎馬突撃によって敵部隊をつぶすことです。陣形が崩れてないとほぼ無理でしょう。
掛け声。 戦闘の指揮を執っているときは「かかれかかれ!」というのが一般的です。
鉄砲隊は「放て」弓足軽は「射かけよ」って言うとかっこいいかも。「撃てー」は言いませんね。