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戦国チート小説でちょっと味が出る一工夫  作者: 神奈いです


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官位の話その2

官位の話その2。



Q:なんで右衛門とか左兵衛さんとかいう名前が多いのですか?

A:

<へいあんじだい>


「おれ、ちょっと上皇様の護衛やってくるわ」

「やってきたわ、右衛門尉の官位もらったわ」

「やいやい、俺様右衛門尉だぞ、だから俺の土地奪うなよ」

「息子よ、この土地は右衛門尉の土地だ。だからお前も右衛門尉を名乗るがよい」


こうして、日本中に「〇〇衛門」とか「〇〇兵衛」という武士の家がたくさんできました。

藤原氏なら、藤兵衛。平氏なら平衛門などと名乗ります。おわり。




Q:官位の好き嫌いはあるのですか?

A:好きな官位ですが普通、守護クラスがもらえるのは従五位で国司がメインです。

  数ランク上の従四位の大夫は限られた大名しか許されません。


  特に管領を務める細川家は代々「右京大夫」を独占していましたし、

  四職の「山名」「赤松」「一色」「京極」は「左京大夫」を独占していました。

  なので、「左京大夫」は田舎大名にとってあこがれの官位なのです。


  応仁の乱後、山名赤松一色京極が没落したのを見て、大内やら伊達やら武田やら北条やら

  とにかくあちこちの大名が「左京大夫」を名乗ることになります。大人気でした。  

   

  注: 昔の官位表だと大国の守は官位が高く、小国の守は官位が低いのですが、戦国時代には形骸化がすすみ大国も小国も従五位下です。


  注2: 江戸時代にはなんとか中将とか少将、参議、侍従、中納言、大納言が増えますが、戦国時代にはほとんどいません!!!


  嫌いな官位ですが、治部は石田だ、尾張守(陶、松田)は裏切るなどありますが、これらは江戸時代の話で戦国時代は特にないようです。


 <その他のげんてい官職>

  左馬頭は次期足利将軍限定。

  右馬頭は細川典厩家の独占。

  左兵衛督は鎌倉公方もしくは斯波武衛家の独占。

  右兵衛権佐は源頼朝限定。



まぁ、オリジナル大名の官位決めるときは何とか守にしておけば基本無難です。



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