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第一章 9話 レイヴ

『レイン君…僕も気になるかな、何者なの?』


『私は………精霊です』

今まで黙っててごめんなさいとハルにいい


『え…レインが…精霊?』


『ふふふははは、やはりなレイン…貴様が精霊なのは薄々と感じていたよ』


ハルはいきなり言われたレインの真実に呆然としていた

一方でタートルはアルビスと同じくレインを精霊ではないかと睨んでいた


『なぜお二人とも私が精霊だと思ったんですか…普通は気づくはずがありません…貴方達こそ何者ですか』

 

『私達は、レイヴだ』


『馬鹿な…レイヴは…まさか…』


『そのまさかだ』


昔、魔法を使える一族がいた。

それはとても希少な存在で、力を持った一族〝レイヴ〟と呼ばれていた。

レイヴは、人々を魔法で護ってきた事により崇拝されていた


『レイヴ…なぜ仲間を殺した』


レイヴには精霊を見る力があったその力を使い

精霊を殺してその精霊の力を奪い不老不死の力を手にいれていたのである



『我々が人を、護ってたんだから精霊の力を借りて何が悪い』



それを聞きレインは鋭く目を尖らせ声は低くなっていた


『レイヴは滅ぼしたはず…何故…生きているんだ』


『何故…か…私達が精霊を見えていたのか疑問はなかったのか?…無様だな精霊使いに裏切られたんだよ、貴様らは』



精霊使い、それは、精霊に愛されしこの世でただ一人の精霊と対話できる存在だった。

そんな精霊使いはある日一人の男と結婚した。それがレイヴだった

生まれた子は、精霊使いとレイヴの力を持ち生まれてきた


『そ、そんな…精霊使いが私達を裏切るなど…』

レインは膝から崩れ落ちた

そんなレインをハルは支え


『やっぱりわけわかんないけど、レインここを出よう?』


『せっかく見つけた精霊を逃がすと思うか?』


その時


『父様やめて下さい。この人達は私の……友達です。』


そこにはハル達を庇うアルビスの姿があった。

そんなアルビスを見て


『それが聞けて良かった、一緒に行こう』


ハルがレインを抱えアルビスの手を掴み魔法を唱えた

クライン王国の外へと瞬間移動移動をしたのだ




ハルたちがいきなり消えたクライン城の書庫では…


『っち、あいつめだから…奴は好かん』


タートルはイラつき棚を蹴る

すると


『…白い本がない!?あいつら…』



どうやら白い本はハル達が一緒に瞬間移動させてしまったみたいだ


『こっちは残ったか……いいだろうこれを使い…ふふふ』


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