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武術チートの異世界転生  作者: ハルジオン
幼少期編
6/37

今世での自分育成計画

アルフォンスが目覚めると当たり前だが眠りについた場所と同じ場所であった。

(俺が生まれた時はまだ太陽は真上にあってさっき目覚めた時は暗くなってた、今は若干明るくなってるって事は夜が明けたのか?やっぱりここは俺のベットってことだよな?てか、目が覚めた理由が腹減ったからとか、情けねぇ…)

「あーうーあ!あーうーあ!」

(ごーはーん!ごーはーん!)

アルフォンスがご飯を強請っているといつからいたのか椅子で座って寝ていたメイド服の生まれた時に見た30過ぎぐらいの女性が近づいてきた。

「はいはい、どうしたんですか?お腹が空いたのですか?」

そう言うとメイドらしき女性は部屋を出て行った。

(あの人がいるのに全然気付けなかったな…まあ、この産まれたばかりの身体じゃ無理もないか、それよりもずっと俺を見張っているのだろうか?そうなると魔法の訓練ができなくて困るんだか…)

アルフォンスがそんなことを考えているとメイドらしき女性ともう一人とんでもない美人が部屋に入ってきた。

(うおっ!この人はとんでもない美人だな肩ぐらいまで伸びたフワッとした銀髪、それにまつ毛がパッチリとしていながらも少し垂れ目で優しそうな顔立ち、貴方が女神ですか⁈)

アルフォンスは狭間で女神にあったことも忘れ目の前の女性を凝視した

「あらあら、アルフォンス様はお母様が誰か分かっているみたいですね、これは将来賢くなるでしょうね。」

「ふふふ、まだ産まれたばかりよ?エレーナったら気が早いわ。」

「そうですね。しかしアルフォンス様は他の子と違って落ち着いてる気がします。奥様も出産なされたばかりですので、あまり無茶はお控えください。」

「わかってるわよ。でも、自分の子は自分で育てたいじゃない?」

「はぁ、あなたが言い出したら聞かないのはわかってます。でも、くれぐれも無茶だけは…」

「ふふ、いつもそうやって接してくれたらいいのに、普段からそれでいいのよ?」

「いえ、私はアンソワーズ様の従者ですのでいくら、奥様としてのご命令でもそれは聞けません。」

(どうやら俺の母親はこの女性のようだ、かなりの美人で見た目はおっとりしていそうだが、なかなかにお転婆なお嬢様らしいな)

その後も母親とメイドの話を聞いて自分の現状を理解した、どうやら俺はサーヴィス王国のケイニッヒ辺境伯の長男として産まれたようだ、俺の父親はやはり最初にみたイケメンだったようだ、父親の名前はカリオス・ケイニッヒ、母親はアンソワーズ・ケイニッヒ従者はエレーナで母が小さい頃から従者をやっていてこの家に嫁ぐ時に一緒に来たらしい、前の家でも従者が付いていたことから母親は生粋のお嬢様みたいだが、話にはそれ以上出て来ず結局母親の生家はわからなかった、それと驚いた事にここの貴族は子孫を残すために一夫多妻制が取られているが父親が母親に一目惚れして他の妻を取らずに妻は俺の母親一人だけらしい、そのせいで子供が産まれるのを家の人が心配して待っていたがそれも俺が生まれた事によって一応は安心らしい、そして、母親は産まれた自分の子供オレは自分で育てたいと言って使用人に止められながらも乳母もつけずに育てることになったようだった。

前世の俺は小さい頃に両親が事故で他界した事であの爺と二人暮らしだった引き取られた後すぐに始まった修行はかなり厳しく正直逃げ出したかった、しかし、そんな思いも両親が死んでから1年が経った夜に無くなった、爺は息子夫婦が亡くなったショックを受け残った俺一人でも生きていけるようにと、自分がいつ死んでも生きていけるようにと俺に護身術として、まだ俺が小さく教えるには早いけれども如月流武術を教えたらしかった、これは1年目の夜に爺が酒を飲んで酔い独り言の様に呟いて、「すまんかった」と泣いていたのを見てしまった。それを聞いた時この爺は不器用なだけで俺にちゃんと愛情を持ってくれているのを感じられるようになった。確かに両親が《気》を使えていれば死にはしなかったかもしれないが結局はたらればの話だ 、あの爺が責任を感じる必要はねぇ、せっかくの二度目の人生だ、やりたいように後悔の無いように、何よりも大切な人たちを守れるようにならなくちゃダメだ、そのためには時間を無駄にできない前世の知識に神から貰った加護チート無駄にせずまずは強くなろう。

そこまで考えてからアルフォンスはまた眠りについた








え?ご飯?それはあれだ、あれ、俺が考え事(現実逃避)をしてる間に終わって今は腹一杯で眠いんだよ。

読んで下さりありがとうございます

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