そのあとの神々
これにて本当にプロローグは終了です！
長くなりましたが次からやっと本編に入ります！
空が転生のため世界の狭間から出て行った後
「いっちまったな…
でお前はいつまでそうやってんだよいい加減起きろ！」
「まったく酷いじゃないですか！こんな可愛い女神様の頭を殴るなんて、暴力反対！」
「アホ、お前のミスで人が死んでんだぞ少しは自分の仕事を全うしやがれ。で、どうして
あれを止められなかったんだ？」
「それがですねー、私もよくはわからないんですけど、どうも隠蔽されてたようなんですよね、それも神の目を欺けるほどの、私だってサボってたわけじゃないんですよ！少しおかしいなって思いましたけど。」
「お前がアホって事は置いといて、神の目を欺くレベルの隠蔽魔法か…少しきな臭いな。」
「まあ、でも予定通り空さんにはアストリアに転生して貰いましたし、やはり現地にいる人の方が何か気がつくかもしれませんよ？」
「そりゃそうだが本来ならお前の世界の事なんだからお前がなんとかしなきゃいけないんだがな。」
「うー、しょうがないじゃないですか…でも、空さんにアストリアに転生して貰う事を決めたのは貴方ですよ？」
「それはお前が頼りねぇからだろが、しょうがないから何かあった時の協力者として俺らの存在を知っている人が欲しかったんだよ。ちゃんと空のことは見ておけよあいつが生まれ変わって即死んだって事になったらお前の所為だからな！」
「そのくらい私だって気をつけますよ。」
（まあ、空さんには私からも加護を授けていますし、そう簡単には死なないでしょうなんてったって創造神の加護ですからね。）
「お前なにニヤニヤしてやがる？まさか余計なことやったんじゃないだろうな？」
ビクッ
「なんだその反応、まさか本当になんかやったんじゃないだろうな？あれ以上やると世界のバランスに影響を及ぼすかもしれないんだぞ？」
「す、少し私の加護を与えただけですよ。」
「なにを与えたんだ？」
ゼウスは凄みながらトレンシアに訪ねた
「…鑑定と隠蔽とかです、はい。」
「はぁ、まあ、そんくらいならいいだろう隠蔽は必要だろうしな…とりあえずこっからは経過観察にするか、よっぽどのことがない限りこっちからの干渉は抑えよう、お前もやたらめったら手を出すんじゃねぇぞ？」
「わかってますよそのくらい、産まれてすぐ死ぬようなとこには転生させてないですからね、それに何かあっても彼自身でなんとかするでしょう。」
「わかってるんならいいんだ、とりあえずこの話は終わりにしようか、俺は元の世界にも戻るから後はよろしくな。」
「えぇ、わたしもすぐ自分の世界に戻ります。」
それを聞くとゼウスはこの空間から消えて自分の世界に帰っていった。
それを見届けたトレンシアは
「ふぅ、とりあえず他の私の加護はバレないですみましたねぇ、とりあえずは彼がどこまでいくか見届けますか…」
そう呟くとゼウス同様その空間から消えていった
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