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武術チートの異世界転生  作者: ハルジオン
第0章
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プロローグ1

初めて小説を書くので色々と間違っていたり表現がおかしいところがあるかもしれませんが頑張って最後まで書き続けようと思います。

ある雪山にて


ここには1月になり雪も積もっている中1人の少年が歩いていた。

この少年は身長は175センチ程顔は10人中8.9人はイケメンと言うだろう見た目をしていたが今他の人がこの少年を見たときまず目がいくのは腰に付けているモノだった、それは<刀>だった。

少年の名前は如月空、江戸時代以前から続く古武術を受け継いできた一族である。

「たく、あのクソ爺ふざけやがって、いきなり雪山に連れてきて2週間サバイバルとか…毎回休みの度にサバイバル強制しやがって長期休みが無くなるじゃねぇか。」

そんな少しずれたことを考えながらも積もっている雪を物ともせず歩いていく。

「ん?なんだあれ?」

空が暫く歩いて行くと見たこともない生物がこちらの様子を伺っていた。

「ガァァァァァッ」

「初めて見るやつだな、冬でも冬眠しないってことは熊じゃないのか?しかし、見た目は熊だな……ッ!」

こちらを伺っていた謎の熊らしき生物は二本足で立ち上がった。

「なんだあいつ!ファンタジーに出てくるような見た目しやがって!」

そう、普通の熊でも二本足で立ち上がり威嚇することはある、しかし、それは前足が二本の場合だ、今空の目の前にいるクマもどきは体調3メートルそして、前足?が左右2本ずつの計4本であった。

クマもどきは空に向かって突進してくるとそのまま右前足を二本とも横薙ぎに振るった、

「チッ、雪の中だってのに随分と良い動きするじゃねぇか。」

他の人が聞いたら思わずツッコミそうになるセリフを吐きながらも空は振るわれた二本の腕をバックステップで軽々と避けた、しかしクマもどきはそんな事を気にもせずそのまま空を追いかける。

「ったくあのクソ爺こんなとこに放り出しやがって絶対許さねぇ。」

そんな事を言いながらクマもどきが空に追いつき空に向かってまた前足を振おうとした瞬間。

「如月流抜刀術…一の型。」

ザシュッ

空はクマもどきが腕を振るうよりも速く鋭く刀を抜刀し、クマもどきの腕を二本とも切り落とした。

「グガァァァァァァッ⁈」

クマもどきはこんなちっぽけな存在が自分を害せるとは思っていなかったのだろう、自分の腕を切り落とされたのが驚いたようで腕を切り落とされた痛みから悲鳴のような叫びをあげながらもいつの間にか背後に回っていた空から距離をとり警戒するように睨んだ。空もクマもどきを警戒しつつさっき感じた違和感について考え始めた。

「おかしい…動物のくせに<気>を纏ってやがる、それに切ったときにかなり抵抗があった、いや、これは気をまとっていたせいか?しかし、それにしてはやけに硬いような…ッ⁈」

そこまで考えて空は絶句した、それは目の前の生物の周りに雹が大きくなったようなものが空中に浮かんでいたからである。

「おいおい、見た目がファンタジーだと思ってたら中身までファンタジーとかどうなってんだよこれ、思いっきり物理に喧嘩売ってんだろ!」

そんなふざけたことを言っていると氷の塊はかなりの速度で空に向かって飛んできた、速さこそ弾丸に及びはしないもののその質量は弾丸とは比べ物にならず当たりどころが悪ければ即死するような破壊力を持っていた、クマもどきは勝利を確信したのか笑みを浮かべるような表情をした、それに対し空は…

「遅いんだよ!」

どう考えても野球のピッチャーが投げる球よりも速い速度が出ているのにもかかわらず刀を上段から真っ直ぐに振り下ろし氷の塊を真っ二つに斬った。クマもどきはまさか斬られるとは思っていなかったのだろうさっきまで見せていた余裕の表情を驚愕に変え暫し呆然と空に切られた氷の塊を見ていた、しかし空はそんな隙を見逃すはずもなく…

「俺を前にして余所見とか、随分と余裕だなッ!」

そんなどっかの悪役が吐くようなセリフを呟きながらクマもどきの首を切り落とし、そのままクマもどきの生は終わりを告げた。

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