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プロローグ
信じられない事が起こっている。
眠りから覚めた私に目を疑うような光景が飛び込んできた。
これはもう学校に遅れるとか、そういうレベルを遙かに越えている。
ここは明らかに私の部屋じゃない。
映画の1シーンに出てくるような、天蓋付きのクイーンサイズのベッドをはじめとする豪華絢爛な家具たち。
天井には優しく光を放つシャンデリア。
自分が豆粒に思えちゃう程広い室内。
「ここは…どこ?」
確かに私は昨夜、自分の部屋で眠りについた…
なのに、起きたらここは全く知らない世界。
何かが起きている。
私の知らない、けれど大変な事が起きている。
私は一体どうなっちゃうの?!
