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緋色の桜  作者: 葉桜
3/5

それは憎しみよりも深い感情

梓学園<あずさがくえん>

高等部普通科1年C組。


明日香と同じクラスだ。とりあえず、よかった。

名簿も前後。これで、色々聞ける。


「明日香」

俺が呼ぶと、明日香はゆっくりと顔をあげた。

色白なのに髪は漆黒で、切れ長の目。

木刀持たなきゃ普通に綺麗…ってじゃなくて!


「朝の話。魔法科ってなんだよ?」

この学校には魔法科がある。そう明日香は言っていた。


「…魔導士とか、魔導書を持つ人専門の学科」


まあ、学科名的にもそうなんだろう。

それより、聞きたかったのは。


「…どのくらい人いんの?」


魔力というものに溺れ、魔法の魅力に酔ったやつは。


明日香は俺の顔を見た。

いつもどおりに見えるけど、付き合い長いとわかる。すごく悩んでいる。


明日香は知ってる。俺が魔法を嫌っている事。

明日香だって良く思ってはいないだろうけど、俺はきっと誰より魔法が嫌いだ。


「…12人」


うつむきながら、そう言った。

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