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異世界文化汚染を食い止めろ!大精霊は、官僚を転生させて地球人を取り締まる  作者: 月野読人
1章 官僚、大精霊に拉致されて異世界に行く
2/2

2.神殿で巨乳ロリ娘にハニトラされています

次回の更新は4月15日金曜日の予定です。

有馬悠が目を覚ますと、彼は神殿の中にいた。そこは、欧州の中世のいかにも、「異世界のラノベの神殿です」という神殿にいた。床の石材は、大理石であろう。


雰囲気は、ギリシアのパルテノン神殿やエジプトのルクソール神殿とも違う。

ゴシック様式だろうか?


神殿の乳の小さい女神像の前で、有馬悠は3人の女性神官に囲まれていた。


有馬悠の服装は、スーツのままである。ネクタイを外していたから、クールビズのまま異世界に拉致されたらしい。


それにしても、童顔な神官さん達だ。体の一部分は、ホルスタイン以上に発達している。ここは、異世界、セクハラで罷免されることはない。だが、残念なことに、有馬悠は巨乳に、全く興味がなかった。彼は、尻フェチである。


 彼は、尻こそ、至高という危ない思想の持ち主である。


「お目覚めですか。神託の調停者様。私はミール。あちらにいるのはマーレとメーレでございます」


 ミール、マーレ、メーレと名乗った巨乳の神官娘達は、18歳ぐらいだろうか?

 日本なら、ギリギリ成人している年齢である。

 大精霊ソフィアに、自分が拉致られたのは、本当らしい。

 

 よし、再開したら、ソフィアをシバこうと悠は固く心に決意する。

 

 この神殿は、明晰夢の類ではあるまい。

 おそらく、本当に、あの無責任な大精霊とやらに転生させられたのだろう。

 有馬悠は、それほど優秀ではない。優秀ではないが、知識はある。

 高校時代には、心理学者を目指していた変わり者でもある。直感で、これは夢ではないと感じた。

 

 3人の女性は、ミール、マーレ、メーレと名乗った。ああ、ややこしい。

 

 日本語の発音体系にはない言語の名前なのか、有馬には、ミール、マーレ、メーレと聞こえた。実際には、もっと複雑な発音なのだと思う。

 彼女達の身長は150センチくらいだろうか。

 髪の色は、ピンク、緑、茶色に見える。全員、ボブ・カットである。

 異世界はどんな進化体系をしているのだ。耳は、尖っていない。エルフや異種族ではないと信じたい。それとも、精霊や妖怪変化の類だろうか?

 有馬は、人の名前を耳で覚えるのは、得意ではない。文字記憶と言って、目から見たものは記憶できる。けれど、耳で聞いたことを覚えるのは苦手である。そして、興味のないことは覚えない。

有馬悠は、好みの女性の名前は、一回で覚えるが、それ以外の人の名前を覚えるのは脳のスペックの無駄遣いのような気がした。要するに、ゲスである。

 

 有馬は、3人娘をロリっ娘神官と勝手に命名して、話を進めることにした。

 きっと、高位の神官なのであろう。だが、ここは異世界である。日本ではない。

 ロリっ娘神官の1人、ミールが、有馬悠に話しかける。

 ネットの自動翻訳のように、若干、おかしな日本語で頭の中に入ってくる。

 「調停者様、私達は大精霊ソフィア様を祀る神官です」

 カルト、邪教の類か。

 「ソフィア様から、『天啓で異世界人を取り締まる調停者を派遣した。あとは、よろしくやってくれと』とお告げがありました」

 有馬は、国会答弁のように、定例記者会見のように、淡々と無表情で答える。

 「いきなり、拉致をされた異世界で働く気はありません。我が国の偉大な思想家が言っています。『働いたら負け』と。ですから、私には、この世界を取り締まる気は1ミクロンもありません。どうやったら、この世界から元の世界の地球、日本に戻れるか、大精霊のソフィア様とやらに聞いてもらえませんかね」

 ミールは、神殿の中、微乳の女神像の前で横たわっている有馬悠の右手を自分のたわわな胸に持っていく。

 ハニトラ?

 ムニっとした柔らかい感触がたわわな果実である。有馬悠は、とっさに彼の右手を引っ込める。

 「高位の大神官様が、何をしているんですか?ここ、そういうお店ですか?邪教。カルト?」

 有馬悠は、怪訝な顔をしてミールに詰問する。

 ミールは、顔を紅潮させる。

 そして、まだ意識が朦朧としている有馬悠の右手をぎゅっと掴んで、また、無言で自分のたわわな胸に持っていこうとする。


 マーレとメーレの2人のロリっ娘も、マーレは有馬悠の頭を自分の膝の上に乗せる。膝枕である。

 メーレは、悠の身体の上に馬乗りになるとメロン大、いやスイカ大の巨乳を彼の顔に押し付けてきた。

 

 夢を見ているような、徹夜明けのグロッキー状態で、与党の部会に参加しているような、意識が半分朦朧とした状態だった有馬悠は、気合で目を覚ます。

 

 そして、両手で、全力で3人娘を払いのける。3人のロリっ娘神官は、驚いた顔で有馬悠を凝視する。


 有馬悠は、自分の両頬を力を入れて思い切り引っぱたく。そして、意識を無理やり取り戻した。

 

 彼は、ふらつきながら立ち上がると、3人の大神官を睨みつける。


 有馬悠は、学生時代に開発途上国を旅していた。バックパッカーで世界を冒険といった陽キャやリア充な趣味ではなく、ゼミの研究室の課題で旅をしていた。ゼミに入ってから、「開発途上国を旅してこないと単位を出さない」と教授が理不尽なことをいきなり言い出したからである。

そうした国では、ドラッグのようなものを飲まされて、昏睡強盗にあう日本人旅行者もリアルに見てきた。有馬悠は、弱い。弱いから、小心者である。ゆえに警戒心が強い。

官僚として、有馬悠が担当していた仕事も、天下りや大物政治家関係の補助金のような表に出せない危ない仕事ばかりである。役所には、汚れ仕事がある。


 有馬悠は、残念ながら、女性から男としてモテない。イケメンでもない。それは、有馬悠自身がよく自覚していた。

 ただし、お菓子を作ったり、女子の恋愛相談を受けたりするから、同性枠として女子にはそれなりに人気があった。都合のいい男とも言える。

 彼は、女性に耐性がないわけではない。むしろ、母校が元女子高の共学クラスで、女子99%、男子1%のエグイ環境下で生き抜いてきたので良くも悪くも女性に対する耐性があった。

 有馬悠は、好みの女性にはめっぽう弱い。それ以外の女性には、冷酷に振舞うことも出来た。ロリ娘神官達は、美人である。美人ではあるが、有馬悠のタイプではなかった。

 

 有馬は、3人娘を睨みつける。

 「大精霊ソフィアが、あなた方に何と言ったのかを教えてください。胸を揉ませる時に、顔を赤らめていた。これ、あなた達の自由意思じゃないでしょう?ソフィアが何か神託を出したのではありませんか?」

 冷徹に、有馬悠は、3人の神官に告げる。有馬悠には、官僚の冷たいオーラがある。

 普段は、官僚オーラを出すと嫌われるので、のほほんとした顔をしているが、いざという時には、冷酷な官僚の顔にかわる。

 

 3人娘は、怯えながら、か細い声で答える。

「大精霊ソフィア様は、『転生者なんて、陰キャのオタクで、チョロイから全力の色仕掛けで落としなさい。その巨乳を揉ませれば、何でも言うことを聞くでしょう。さあ、揉ませるのです。たわわな果実を』と仰いました」

 あのバカ大精霊は、自分の神官にセクハラを強要していたわけか。


 よし、この世界の正義のために、邪神ソフィアを討伐しようと有馬悠は固く決意する。

 魔王ソフィア討伐である。

 「あの、調停者様。私達のお話だけでも聞いてもらえませんか?」

 ミールがリーダー格なのか、おずおずと有馬悠に話しかける。

 「3分で、要点だけを話してください」

 「調停者様の・・・」

 「その調停者という呼び方は鬱陶しいから、やめてください。悠でいいです」

 

 「わかりました。悠様と呼ばせていただきます。悠様の世界から多くの転生者がこの世界にやってきました。私達にはない技術を教えるものもいました。強力な魔法が使えるものもいました。科学という不思議な魔法を教えるものもいました。異世界人は、多くの国で歓迎されました。けれど、仕事をしない異世界人、王族や町の娘達をはべらしてハーレムを作ろうとする勇者、和平条約を結んでいた魔王領に攻めていき人間と魔族の戦いを誘発する勘違い勇者。そして、異世界人を転生させていた女神フリージア様は転生してきた勇者と旅に出て行方不明に。平和をもたらすはずの転生者が逆に、世界に禍をもたらしているのです。その禍を取り除くのが、調停者様なのです」

 

 ちょっと待て、あの微乳の、いや貧乳の女神像はソフィアではなく、フリージアという女神なのか?女神がいるが、行方不明だから、大精霊のソフィアが女神の代行をしているということなのか?

 有馬は、官僚である。官僚は序列命の生き物である。

 

 女神の部下にしては、ソフィアの態度がデカすぎないか?

 「わかりました。そのバカ達がやってきたのは、地球という惑星の日本というあなた達から見ればまあ、異世界です。バカどもを処すか、地球に強制送還すれば解決します」

 「いえ、強制送還をしたくても、転生させた女神フリージア様が行方不明で地球に、異世界人を戻すことは出来ないのです」

 「じゃあ、無責任女神のフリージアを探せばいいのではありませんか?」

 「今も、フリージア様を捜索隊が探してはいるのですが、全く見つからないのです」

神官娘の3人は顔を曇らせる。

 「転生者は、この世界の騎士というか、治安を守る人達には捕まえられないのですか?」

 有馬悠の素朴な疑問に、マーレが答える。

 「転生者は、女神フリージアの加護を受けています。女神の加護を受けたものを捕まえることを、王族が躊躇うのです」

 「いや、躊躇わずに捕まえなよ。それ政治家の大事な仕事だよ。ちゃんと治世しなよ」

 「そういう判断をするのが、調停者様なのです」

 彼を見つめる3人のロリ神官達に、有馬は冷たい口調で言った。

 「自分の国、自分の世界のことを異世界の人間に任せたら世界が滅びますよ。まあ、実際にはすでに、世界がやばい状態になっているのでしょうけど・・・」


たとえ話が、官僚の話で分かりにくいと思います。ただ、私、官僚以外には政治家の顧問とかテレビや週刊誌の監修ぐらいしかやったことがないので、私がサラリーマンの描写をすると嘘になる気がして・・・。


あと、なんか素人の拙いラノベを読んでいただいて、しかも、「スタンプ」や「いいね」を頂いて、本当に嬉しいです。ちょっと、使い方がわからないので、コメント欄や誤字の修正報告を出来なくしてあって、ごめんなさい。


もうちょっと、話が進んで、使い方に慣れてきたら、コメント欄や誤字報告も使えるようにしますので、生暖かく見守ってください。



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