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全部欲しい。

作者: ピッカ

この小説について。小さい頃から貧乏だった私が、ある時期からどうしようもなく落ちぶれて、劣等感や怒り、苛立ちに苛まれるのが当たり前になった中で、芽生えた人生観などを書いたものです。

落ちぶれたと言っても、恐らく私にとっての感覚なので、もっと酷い状況にいる人もいると思います。


書いているのは19歳のガキで、深夜0時を回る頃に頭に浮かんだ感情なんかを書いたのがほとんどで、文脈もおかしいです。


まあ即興ではあるのですが、少なくとも今の自分にとっては紛れもない事実だと思ったので書きました。


決して、素晴らしい作品を作る…!という立派なものではないので、クオリティや内容はあしからず。


もし気になる方でお暇があれば見ていってやってください。

 全部欲しい。




どこに…?何もないのに


何を?どうやって。


自分…?何者。


ここは?地獄。


何故?俺だけ。


どうすれば?分からない。


何一つない。


苦しい。暴れてはダメ?


無意味?


俺とは?やりたいことだって…。


泣けない?虚無。


勇気は?なんで俺には…。


戦えない。弱さしか押しつけられなかった



全部を超える勇気が欲しい


それさえあれば何もかも…


自信、優しさ、強さ…………………欲しい。


欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい。



何もかも変えたい。



金も勇気も全部欲しい。


愛も優しさも。


余裕も、自信も、自分も………欲しい。


誰か…勇気を、愛を、励ましを、正しさを、強さを。


背中を押してくれる何かを。



全部……欲しい。



分からない…どうすれば手に入る?


ない。


何故与えてくれなかった。



全て無意味。

何も得られない、そもそも何もないから。


自業自得と言われるのなら、それもそうかも知れない。



普通でも良かったのに、初めから普通以下。金もなければ特別でもない、ただの崩れかけ。


何を夢見てたんだろう…かつては大勢に声を届けて幸せにしたいと語ったのに。


面影一つありはしない。

ただ今を無理矢理維持するのみ。

どれだけ光を見ても、そこには行けない、居られない。

そのために足掻きたいのに、そのための勇気を貰えなかった。

金なんてなくてもいいから、それだけが欲しかった。

光に生きるための勇気。


求めて求めても、今の自分にその勇気はない。

探しても出てこない……弱さしか出てこない…見つからない……


どれだけ悲しくても、涙が流せなくなった………泣き虫だったのに…。


いつからだろう…?何もかも諦めて、世界をモノクロのように思い始めたのは。

中2で母が死んだ頃?

それから一人親になった父が、本来持つ異常と称したくなるほどの短気や細かすぎる拘り、怒号や否定に心を壊された頃だろうか…?

それまでは明るみに居た…筈…。


そこからは自分なりに頑張ったつもりでやって来た…癒えることのない心の傷を抱えたまま……。

毎日劣等感や怒り、恐怖や不安を感じ続けながら……


ようやくほんの少しは色づき始めたと思ったのに……俺には何もなかった。


周りを見れば明るくて、キラキラとしてて…美しくて……未来があって…余裕があって…光が当たってる。


かつての友、兄弟…近所の住人。

見れば見るほど皆光に当たっているように見える…。


でも俺に光は当たらない。部屋にどれだけの好きなものを集めて飾っても、紛れてみようとしても、俺にだけは光が当たらない。


結局、平気なフリをして苦しさを紛らわすことしかできていない。

小さな頃の勇気はもうどこにもない…。


結局…全部が無意味。明るさやキラキラ、美しさも。


手に入れたように見えても、俺はその一つになれない……。



でも……何もかもすべてが無意味なら…俺は…………全部欲しい。

もし最後まで見てくれた方がいたなら、付き合わせてしまってすみません。


こんなつまらないガキの戯言に付き合ってくれてありがとうございました。

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