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最初の事件


 ピピ――

『緊急連絡、緊急連絡、応答を願います』

「もしもし、こちら奏」

『奏君、銀行強盗が発生しました。犯人の国籍は不明。現在警察が対応中ですが、膠着状態、

至急現場へ向かってください』

「了解」

 通信が終了し、メガネに現場へのマップがAR表示される。

「姫、少し急ぐから捕まってて」

「ええ」

 車を急発進させ、現場へと急ぐ。


『屋上から侵入してください。内部のマップを転送します』

「ありがとう、真名ちゃん」

 現場に到着し裏からそっと接近する。

「姫」

 手を差し出す、その手を姫が取り、二人の手が結ばれる

【ハーモニクス】

 互いを知った相手と調和し魔力と身体能力を増幅させる魔法。

 屋上へと飛び乗り入口へ。


『今回の任務は目標の無力化、及び拘束です。生死を問わずですが一人は生きて捕まえてください』

「了解」

 屋上の入り口にはやはり鍵が掛かっていた。

 奏は手袋をはめた手を扉に付ける。

【開錠】

 この程度の鍵なら壊さずとも魔装で対応できる。

 しずかに扉を開け、階下を目指す。

 途中見張りがいたが身体能力が増幅された僕と姫のコンビで静かに始末していく。

 目標の1階へたどり着く。

「犯人は4人、スタンで手早くいくよ」

「わかったわ」

 小声で打ち合わせ、作戦を決行する。

 パスッ

 とほとんど無音で2人の銃弾が撃ち出され、2人が同時に倒れる。

「何事だ!!」

 犯人がどこの言葉か分からない声を無線機が自動翻訳するもその頃には犯人の背後に回り込んでいる。

 パスッとスタンバレットを撃ち出し、無力化する。

「ふう」

 緊張感から解放され一息つく。

「お疲れさま、姫」

「ええ、お疲れさま」


「真名ちゃん、終わったよ」

 犯人を拘束しながら報告をする。

『お疲れさまです、回収班を向かわせますので引き渡し後、本部へ帰還してください』

「了解」 

 その後犯人を回収班へ引き渡し、帰路に就く。


 本部こと一軒家

「おかえりなさい奏君、咲姫さん。お茶入れますね」

「ありがとう真名ちゃん」

「ありがとうございます」

 本部の上のリビングでしばしのお茶タイム。

「二人ともお疲れさま」

 ボスが地下から上がってきた。

「お疲れさまですボス」

「お疲れさまです玲香さん」

「今、尋問にかけているよ。何か情報が出てくると良いんだがね」

「ま、とりあえずは休んでいてくれ」

 ボスはそう言い、ベランダへ一服しにいく。

「姫、このお茶美味しいね」

「そうね、とっても美味しいわ、真名さん」

「お菓子も美味しいですよ」

 各々お茶やお菓子を楽しみながらリラックスして過ごした。





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