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ソウル~精霊達の主の精霊魔導皇~  作者: ユウタ
序章【夏の帳の章】
1/92

とある青年ととある転生女子—その①

どうも~、やっと始めれました精霊魔導皇シリーズ二作品目!どうぞご堪能下さいませ~

生い茂る草花にそれらを優しく撫で靡くそよ風。

とある場所に―――一人の女の子が一人の男の子に出会った。


「あの・・・貴方は・・・」

「俺の事かい?俺の名前はソウル=ソリティカ。精霊魔導皇の息子さ」


二人の少年少女の物語が今、始まりを告げる。



―――――――――



一人の女性が王宮に足を運んだ。


「転生の魔法が発動したって聞いたから来たのだけど・・・今はどうかしら?」

「今はだいぶ落ち着きまして・・・そちらで保護されたシオリ=ヤクモ嬢は御息災で?」


ユウ=ソリティカは頷く。


「息子はまだ学園に居るでしょう?代わりに伝えて貰って良いかしら?」

「畏まりました。道中お気を付け下さい」


ユウは会釈をしてそのまま転移魔法で帰宅する。


そして――――学園内にて


「おっ、早速ウチに?」

「あぁ、理事長もすぐさま許可してくれるだろうし・・・一度帰郷したらどうだい?」


クリムデムズ殿下にそう言われた俺は頷く。


「そうさせて頂きます。義姉(ねえ)さん達には代わりに伝えておいてください」

「分かった、気を付けてね」


俺は寮長に事情を話し、荷物だけ置いてそのまま自宅へ帰る。

ドアを開けた瞬間―――――


「「・・・?!」」

「・・・お邪魔だったかな?」


玄関前で父さんと母さんがイチャイチャしていた。


「それで、母さんの知り合いの人の子は?」

「里の方で精霊達に魔法を教わっているわ。年齢的に貴方と同い年ね~」

「エレア母さんには既に伝えているからそのまま行って来な」


父さんと母さんに見送られて転移魔法で精霊の里に移動する。


「あらぁ~ソウルちゃんじゃない♪」

「ヴルさん、女の子は?」


ヴルフレアさんの背中に跨り、精霊の姿で目的地へ向かう。


「―――って事でな・・・おっ、ヴルと坊、来たか」

「?」

「お待たせ~♪」

「よっと」


空高い場所から飛び降り、魔法でステップしながら階段を下る様に地面に近付く。


「アトンお爺さん、彼女が?」

「あぁ、そうだよ」


そして今現在に戻る。


「わっ、私は――――」

「知っているよ。よろしくね、八雲詩織さん」


そして色々とあり、四大神精霊達と久し振りに修行をする事になった。


「うぉあっ?!くっそー、ボウズにしては上達したな?!」

「まだまだだよ。父さんが目標だし」


ノルシアおじさんに言われてそう謙遜する。


「でぇ~も~、私が居る事を忘れちゃだm――――」

「【竜巻トルネード】」


背後から捕まえようとしたシルフィアさんを掴んで縦回転を始める


「あばばばばばば」

「そぉれっ!!!」


そして地面に激突し―――シルフィアさんをKOした。


休憩に入り――――


「全く、まだまだお主は早かろうて」

「むぅ~、親子揃って私に勝つなんてぇ~」


シルフィアさんは父さんがまだ若い時に仕掛けたらしいが・・・俺とは違って片手で止めたらしい。


なんでも白狼皇おじいさんから鍛えて貰ったお陰だとか。


「ほれ、暫く人間態になって横になっておれ。シルフィア」

「はぁーい」


呆然と見ていた彼女は俺の元へ来た。


「すっごいですっ!どうやって今まで鍛えたのですか?」

「それはだね――――」

「こやつの素質じゃ」


遠方から白狼皇お爺さんが来た。


「もう起きたの?」

「うむ、魔力を食しに来たのでな。ホレ、食わせてくれ」


白狼皇お爺さんはもう歳を召して精霊の里やその周辺でなければ無理な身体になってしまった。


人間で言えば既に亡くなって霊体になったと言った方が正しい。


「詳しく教えて下さいっ」

「分かった。特別授業をやろうか」


俺は白狼皇お爺さんに魔力補給をさせつつちょっとした授業をシオリさんにやるのであった。

今回の話はここまで。

当作品以外の四作品もお勧めです。

是非ご覧ください

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