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新世界。そして...①

 空が青い。社畜を続けていたら絶対に味わえなかっただろう解放感と青臭い草の匂いを胸いっぱいに吸い込んで俺は起き上がった。

「うーむ……少なくとも日本じゃないな。」

改めて自分が異世界に来たことを再認識していると自分が着ているいかにも中世な感じの服のポケットに紙が入っているのに気が付いた。


どうせろくなものじゃないと思いつつも、貴重な情報源なので大切に読もうと決意し、開く。

――やっほー。神様だよ☆

よし、破ろう。3秒前の決意もむなしく、手紙に手をかけた。

が、かろうじて踏みとどまる。

ちょっと切れ目入ったけど。

――ねえねえ、今破ろうとしたでしょ(笑)。考えてることはお見通しだよ~?

キレそうになるのを我慢しながら続きを読む。てか、コイツ怖い。

――まあ、煽るのはここまでにして本題に入るよ。さすがに情報なしじゃコミュ障ぼっちの君は一瞬で野垂れ死にしちゃいそうだしね。そんなの面白くないし君もいやでしょ?

だから君にやっさしい神様がいろいろ教えてあげるね。まず、君についてだけど、数えで16歳

の体になってるよ。元の体だと移動すら厳しそうだし?(笑)

後、言葉は通じるようにしといたから。

感謝してくれてもいいんだよ?じゃ、自由に生きてね~       神様より

相変わらず口は悪いが根はいい奴なのかも、なんて思いながら手紙を閉じると裏に書いてある文字に気づいた。

――追伸 ステータスって念じるとステータス見れるからね~

不気味なくらい優しい。が、こんなこともあるのかー位に思っていたが、後から考えるとそんなはずはなかったのだ。あの性悪がただ優しいなんてことはないということを……


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