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やまい

2009-06-11 本稿追加

2009-06-12 「夢のファンタジー」追加

2009-07-07 「行く事 立ち止る事」追加

ただひたすら

作詞:たけぼんだぬき



空に漂う ちぎれ雲


のんびり 流れて


過ぎていく



遠くに 一羽の鳥が飛ぶ


白い 大きな 鳥を見る


お腹を空かせて いるのかな


それとも 空に憧れ


飛ぶのかな



私も ああして自由に


大きな空へ 飛び出せば


きっと 楽しい事だろう



山の緑は 雨のめぐみを


受けたのか とっても綺麗な


色をして 僕に姿を見せている


梅雨は 気分が優れない


そんな僕を 心配して


自然は 優しく語ってくれる



今朝から ふらつき多くなり


横になっても 苦しくて


起きても 気分が悪くなる



こんな時は 野原の草や


野の花に 包まれて


寝転がり 草の匂いに


包まれて 居ればきっと


気持ちいい事だろう



体の不調は 致し方


ないかも知れぬが


心だけでも 癒されれば


少しは 僕も救われる



海の香りを 嗅ぎたいな


潮風 あたって座っていたい


誰もいない 海岸の砂浜


歩いて いればいい



海も山も 草原も


そこにあるのに


今は 動けず


寂しい 思いが


胸よぎる



夜空の 星を


見あげれば


雲の切れ間に


一つ星


きらっと 光って


心を なぐさめ


梅雨の切れ間の


晴れの日は


少し 嬉しく


感じます



いつになったら


こんな思い


消えて なくなり


すっきりと 私の春は


くるのでしょ



梅雨の切れ間の 晴天日


母と父より 受け継いだ


いのちの 宝も


病には 負けるというのか


無情なり



負けてたまるか 僕のいのち


何の為に 生を受け


何の為に 使うのか


ここまま 病に負けるのは


今生最大の 屈辱だ



いずれは この星離れる時が


くるだろう


その最後の一瞬まで


生きて 生きて


生き抜いて


やり尽くしたと


言える様に 全力尽くして


前向きに 生きた証を


この大地に 残していく


それが私の 切望だ



今日のこの日の


この瞬間


時の流れの 激流に


流されぬように


踏んばって 耐えて


耐えて 頑張ろう


明日という日を


信じて・・・


********


夢のファンタジー

作詞:たけぼんだぬき



熱にうなされた夜


窓から吹き込む風は


湿気を含み じとじとと


体にまとわり付く今宵



夢に現れた 闇の世界


真黒い 闇の一点から


光の粒が はじけ飛ぶ



闇の中に 蛍のように


あちこちで ほのぼの


光る 点無数


闇が少しずつ消えうせて


光の世界が 広がって


昼の用ように 明るくて


眩しい世界へ 移っていく



視界の中心 ほぼ先に


泉あり 水が高く天を舞う


空にかかった虹のように


七色 光り 放物たどり


泉に落つ



泉の中に 紫の花咲き


可憐に 濡れている


泉の向こうに 君が立つ


声をかけれど 音にならず


泉の水音 さらになし



無声映画の世界のよう


一つの音も ない世界


幻想 夢の ファンタジー



君が微笑み花香り


ピンクのドレス


身に着けて


優雅に舞うを


僕は見る


さらに声だし君を呼ぶ


聞こえぬ世界に


苛立ちて 汗を流して


叫けども 一向声が


出ないまま


焦りの心 いっぱいに


悲しくなるほど 叫ぶ我


ふと目を覚まし 蛍光の


豆電球が天井に 灯る


夜の 布団の中


汗をかいて 目覚めれば


夢と分かって 心細し



何ゆえ こんな夢を見る


疲れた体 横たえて


タオルをとりて 体拭く



一夜の夢の戯れか


それとも 薬の故なるか


だるい体を引き摺って


コップの水を飲み干せば



涙流れて くるばかり


今宵の 夢の虚しさよ


まさか 見た夢それは


君の居る 世界の夢か


ファンタジー


つかの間 切なく過ぎ去って


襲う 眠りに 入りたし



再度 君の夢見たし


今宵の夢の ファンタジー


*********


行く事 立ち止る事

作詞:たけぼんだぬき





半世紀 僕は


歩き続けてきた



細い道も 太い道も


舗装された道も


がたがた道も


色んな道が あったけれど



これまで立ち止まる事は


なかったんだ



右足を複雑骨折した時だって


リハビリに励んだし


一日も早く退院したくて


がむしゃらになって


リハビリに頑張ってきたんだ



骨折した足は 重い鉛の


塊のように 持ち上げる事すら


出来ないほど・・・



汗をいっぱいかいても


それでも腰や足を持ち上げて


筋肉を落とさないように


頑張ってきた



やっとギブスが半分になって


松葉杖で歩けるようになって


嬉しくて 病院の端から端まで


何度も往復した



一番怖かったのは ギブスが


とれて 階段を上り下りする時


特に怖いのは 下り・・・



真下まで落ちそうな感覚に


とらわれて すごく怖かった



人が足を一本不自由になるだけで


こんなに不便なのかと 痛感した



いつもは気づかない事でも


動けないという事は


とっても苦痛・・・



人は 動くのが仕事って


感じてた



健康である時は 分からない


お話だけど 一度不自由に


なると 身に沁みて 分かるもの


健康第一っていうけれど



まじで 感じているんだ



そして 今の病になって


ホルモン調整が出来ない体に


なって ふらつき感と頭痛


他には どこも不自由じゃないのに


見えない ホルモンの異常で


こんな体になっている



周りから見たら 怠けてるってしか


見えないよね。


だけど 本人はいたって真面目に


病と取り組んでいる



ようやく最近 ものに掴まらなくても


歩けるほどになってきた



それでも ちょっと無理をすると


すぐに ひどい状態になる


寝たくもないのに 横になる


しかない・・・


情けない・・・



人生を歩き続けて来た自分・・


始めて 立ち止った


立ち止ったというより


動けない自分がいる



何でも自由にしてきた 自分


自由に出来なくなった 自分



どちらも この世に 一つしか


ない 身体といのち



健康ほど有り難いものはない


この病になって 学んだ事



どんなに 辛い環境でも


構わないから 挑戦できる


身体が欲しい



自分で 乗り越えていける


身体が 欲しいって思う



小さな事から 始めている自分


それしか出来ないっていうのは


悔しくて 嫌だから・・・



何でも出来る 自分に一歩でも


近づきたいから・・・



今日もそれを一歩ずつ


やっていくしかないんだ



焦ると 倒れるから ぎりぎりで


いつも挑戦していくんだ



今日もね・・・



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