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自然風景

2009-04-30 「畦道に咲く春」追加

2009-05-01 「春の 讃岐路」追加

2009-05-05 「瀬戸の調べ」 追加

2009-05-21 「海はるか」追加

2009-05-23 「瀬戸の夕景」追加

2009-05-29 「壮大な空間の 巨大な星」追加

2009-06-02 「舞妓という名の 菖蒲の花」追加

2009-06-05 「やぎのいる風景」追加

2009-06-06 「カルフォルニア サウンド」追加

2009-06-08 「潮風と さざ波」追加

2009-06-08 「山中の 花と山門」追加

2009-06-14 「蛍の里」追加

2009-06-17 「雨を 待ち望んで」追加

2009-06-17 「可憐に咲く 花を愛でて」追加

2009-06-18 「徳島の思い出」追加

2009-06-19 「絶壁の小便小僧」追加

2009-06-21 「宇宙の彼方に」追加

2009-06-24 「凪の海」追加

2009-06-26 「素敵な地球・・・」副題:爽やかな風にのせて 追加

2009-07-02 「13億5,000万km3」追加



自然・風景




「卯月満月 君と酒を酌まん」



4月9日 昨夜0時満月を迎えた


今日の月は もう欠けて行く


わずかの間の満たされた月


幸せもほんの少しだけなのか


今日の夕方見た月はまるで徹夜を


してきたように赤かった


きっと昨夜満月で嬉しくて宴会でも


したのかな。


飲みすぎで赤くなっているのかな。


薄暗い夜空に大きな赤い月が丸亀の


城の上に輝いていた。


私とあなたもほんのちょっとお酒を


酌み交わして楽しむのもいいんじゃないか


桜の花びらが道路に舞って悲しくしているよ


車に飛ばされて泣いているよ。


僕らもこの足でその花びらを踏んで歩いたね


酌み交わす盃にひらひらと落ちて来た可愛い


花びらを君は一気に飲み干したんだ。


うまいと 大きな声で笑いながらね。


君との友情がいついつまでも続くようにと


僕は花びらの酒を飲み干した


いいねえ。春の酒はうまいねえ


君はそういって あの月のように


顔をまっかにしていたね。


目の前にある友情の月 空に輝くまっかな月


すてきだね。


友情こそ 僕の全てさ


乾杯だね。


君となら朝までだって飲めるよ


友よ。


歌でも歌おう肩を組んでね。


月にも一緒に入ってもらおうよ


なあ。友よ






*************



「霞む 風景」





春の空気に 霞む山景


輪郭 おぼつかなく


空色 かすみ 滲む


我 思いなく ここにあり


遠くに 見ゆる あの海も


そっと滲みて そこにあり


足元 見れば 黄色き花


春の陽気に 喜びて


咲きている 可憐花


表れしもの かすみしもの 


喜びしもの 嘆きしもの


笑いしもの 怒りしもの


富しもの 貧しきもの


丈夫なもの 病みしもの 


悩みなきもの 苦しみしもの


何れに 春は訪れしや


雨降り 地満ち 空曇り


海荒れ 心乱されぬ


春の景色も 我が目には


かすみうつりて 嘆かなん


蒼空 見えて 鳥飛べば


我の心も 癒されん


空はかすみて 薄空色


時間の流れ それぞれか


黄色き 花の可愛さよ


君のごとくに われ咲くか


そうなりたしや いまの時


春の川にも 水清き


流れは絶えず 滔々と


続きてや 流れなむ


このとき 生きる


わが身 思わば


焦る思いを 断ち切りて


一歩の足も 引き摺りしが


胸に 思いは かすみなし


春のかすみの 風景よ


今日何処いずくにありと


生き抜きて 花の色より


鮮やかに 咲くを信じて


進み行く 春の霞の風景や


********


「早朝のメロディ」





朝靄の 空気を優しく


慰めるように 今日の


あなたは ゆっくりと


東から顔をあらわす


あなたのあたたかな


その包み込む優しさは


私の心にメロディを奏でる


早朝のひと時 もっとも


安心感に満ちあふれたこの時


一枚のCDをかける


debut(辻井伸行)


この中でもお気に入りの曲


川のささやき


こお旋律を聴いていると


どんな嫌悪感を自分に抱いていても


その思いはどこかに流れ去っていく


あなたに見えている川の流れは


どのようなものなのだろうか


雄大な大河の流れか


それとも


故郷の町なかを流れる川なのか


素敵なメロディに思いを馳せる


早朝の薄暗きその狭間に流れ来る


清らかなメロディは私に大いなる


安堵感と優越感にも似た


爽やかで落ち着いた世界を与えてくれる


一番お気に入りのCD


今 かなたの山々から流れ下る清流は


私の中を通り過ぎて大海へと


流れいるのだ


私の醜いいのちの垢を


洗濯するかのように


洗い去り爽快感をこの場に


与えてくれる


今日も新しい自分の出発


爽快な旅立ちを


ありがとう


**********



「宇宙は魔術師」




寒空の星


今宵は寒い夜だ


息が白くはならないけれど


冷え込んでいる。


空には一点の雲もない


見事な星が見えた


透き通ったその碧黒の空に


きれいに並んで光っている


こんなすっきりとした空は


久しぶりだ。


周りが明るすぎるから


暗い場所まで歩いた。


そして見上げた空はさっき


見えなかった小さな星まで見えた


どうしてこんなに綺麗なんだろう


今そこにある星の光はいつ頃


その星から出て行ったのだろう。


僕の目に入った光はおそらくずっと


過去の光なのだろう。


もしかしたら見ている星は既に


ないのかも知れない


そう思うと益々星たちが


可愛く思えてきた。


長い悠久の時を超えて


地球に届いた今の光


僕は 今過去へ旅をしている


のだろうか。


そんな風に思えて嬉しくなった


生まれるずっと以前のものを


今この時見れるのだから


やっぱり宇宙は広くて神秘的


さえある。


宇宙は魔術師なのだね


きっと


だってないものを


出して見せているのだから


見ていると永遠の時を旅する


トラベラーな気分になれて


面白かった。


きらきら揺れて見える美しさ


空気のいたずら


でもそれが一層可愛く見えるんだ。


ここから見てあの大きさで見えている


星って実際はどんなに大きいのだろう。


それを考えながら帰ってきた。


今夜はあの星へ旅する夢でも


見ながら楽しみたいな。


朝の明けるまで


*********



「優雅に舞う鳥たち」





壮大な澄み渡る 大空を


翼を広げ 悠然と飛ぶ鳥よ


その姿の上には広大な宇宙と


母なる太陽が君の背中を


見守っているんだ


鳥は集団で動く時でも


単独で動くときでも


他の鳥の力は借りる事は出来ない


ただひたすら空気を切り裂いて


己が道を進んでいくのだ


そこにしか生きるすべを


持ち合わせていないからだ


その必死さがあの勇壮とした姿


となって見えているんだね


羽を切り裂く大気はいつでも


お前を落としてやると


言わんばかりに容赦なく


君の翼を責めているのだろうね


君は鍛えたその翼はなにくそと


踏ん張って大空を支配している


その君の壮観さは


そこから生まれているんだ


どこまででも命ある限り


いってやると言わんばかりに


あーー僕も そうでありたい


歯を食いしばり厳しい現実と


向かい合って勝っていきたい


否 いきねばならないのだ


***************


畦道に咲く春

作詞:たけぼんだぬき




丸亀の田んぼにも


もうすぐ水が引き込まれる


昔に比べて増えた休田


勿体無いと感じる風景


一粒のお米にもいのちを


育てる いのちがある。


人が勝手に


値段が安くなる


高くなる


様々な 理由を付けて


田んぼを休ませる。


休ませる と言えば


聞こえは 良いけれど


結局は 長く放置され


雑草が生え 再度の田植えは


難しくなる。


それでも讃岐路にも


田植えの時期は来る


小さな田んぼが


多い 讃岐


満濃池の水が


仲の郡を 満たしていく


まんのう 琴平 丸亀の


三地域に供給される


農業用水


感慨を覚える。


小さな県に潤される


大切な満濃池の水


今年も 6月に


ゆる抜きと呼ばれる


行事が行われる


満濃池の水が


地域を駆け巡るのだ


毎年6月に行われる


小さな町並みを抜けて


行き渡る


血液のように


讃岐路に流れるのだ


今年も一粒の米を


実らせる為に


時代の智慧と努力の上に


私は立っている。


我が愛する讃岐


我が愛する讃岐人


全てに感謝の気持ちを


込めて


*************


春の 讃岐路

作詞:たけぼんだぬき





いつも歩きなれた


河川敷の遊歩道


ゆっくりと 歩く


子供たちが 遊んでいる


もうすっかり 暖かくなって


子供たちも 楽しそうに


キャッチボールをして遊んでいる


川の流れは 細くなって


雑草の生い茂る


そんな所にも 黄色い花が


顔を見せている


空は 霞がかかったように


鈍く見えている


讃岐の山々も 霞んで見にくい


川のラインだけが 僕には不思議に


見えている。


あの山から流れてきているはずなのに


ここからは見えない。


四国山脈の山並みは私たちの住む大地を


育むんだ。


ちっちゃな自分がここにいる


橋の上に車が通り過ぎる


車内にはどんな人が乗っているのかな


急いで仕事に向っているのかな


家族連れで 楽しんでいるのかな


一人でドライブかな


色んな人々が色んな思いを乗せて


橋の上を通り過ぎていくんだね。


河原の咲く花たちも


それぞれがその場所に 一生懸命


花を開かせ 自分を主張しているんだ


人生の花を 僕も咲かせなきゃな


どんなにちっちゃくても良いじゃないか


自分を精一杯にお日様に向ってさ


見せつけてやれば いいんだ


それでいいんだ きっと


きっとね


************


瀬戸の調べ


作詞:たけぼんだぬき




内海 静かにして


波なく 銀色光る


陽なる日 今日も爽やかなり


さざ波立つ 浜辺


我一人 佇み 眺めん


カモメ飛ぶ空 また静寂なり


海に一本の橋かかり その下を


漁船走る



瀬戸を 愛し


瀬戸に 育ち


瀬戸に 守られ



今 ここにあり


故郷なかりせば


悲しき事かな


いみじくも 素晴らしき


この地と この地の人々


謝する思いのみ


胸奥より 湧き出でん


足元 波が優しく撫で


我を 慰めん


潮の香り 鼻を擽り


心穏やかにして 休まん


背には


四国山脈 頂き見え


緑線 綺麗に


その勇姿を 見せん


穏やかなる大地の


めぐみは 海と山とに


得る


空に一羽の鳥 翼広げ


悠然と飛ぶ


白き体は 天使の如く


華麗にして優美なり


遠ざかりいく その果てに


如何なる幸いあるやと


思うて 目凝らし


他に求める幸いあることなし


今この大地に足を踏みしめ


生きられる幸いこそ


最高の幸いなる事


気づく


息を胸に貯め


潮風胸に満たせば


これこそ 甚幸なり


ああ。我ここに生きん


嬉しきかな 喜ばしかな


足下の海砂 優しく足を包み


裸足に 心地よし


防波堤に 釣り人数人見ゆ


のどかにして竿の撓みも


また楽しげに 笑い声聞こえ


釣果はいかに と思うも


また楽し


海の調べ 我を包み


母の ふところに


包まれた心地して


安堵せん


暖かな春の昼下がり


のどかに時は過ぎ行く



******


海はるか


雲に隠れて 空暗し



雲のムコウ輝いて



蒼さを消し


くろずみ


悲しさ心に満ちる


今 丸亀港に佇みて


寂しさに 包まれん



ある老婆 港に


働く その姿


また味わい深く


強し



我を見て 微笑み


我も 微笑み返す



もうすぐ あめがふるで


ぬれんうちに かえりや



優しき声に 嬉しさわく


うん ありがとう


逞しき 老婆の姿


瀬戸の海に 似合う


海のにおいを 嗅ぎに来たんや


そういうと



老婆は にやっと笑い返し


変わった おっちゃんやのう


あはは と笑った



病の事 気分が優れぬ事


様々な事がある度に


丸亀の港へ来る



海の香りが 気持ちを和ませる


綺麗な海ではない


漁港だから


海岸線の砂浜もない


不思議に思うのだろう




それでも 港が好きだ


人が小さな漁船で


瀬戸海の自然に乗り出す


母なる港 人々がひっそりと


寄り添って 海の幸を頼りに


生きる そんな港が


僕は 大好きなのだ




風があるから 船は揺れている


小さな小船は 自然の前に


枯葉の如く 舞い踊る



力強い 海に


こんな小さな船で乗り出し


幸を求める



人々の何と力強き事か


何と勇敢な事か



瀬戸海は太平洋に繋がり


全世界へ繋がる


海は 何と広大な事か


暗き空と海が交わる


水平線を思い浮かべる


見渡す限り 何も見えない


海と空の水平線




心に満ちる 豊かさを


今日もこうして感じている


海のはるか 彼方に


僕の安らぎがあるのだ


海 はるかなり


海 広大なり


海 豊かなり



今日も こうして


生きられた


*******


瀬戸の夕景

作詞:たけぼんだぬき





曇りの空に 横たわる瀬戸海


かかる 橋は 瀬戸大橋


点滅する 鉄柱のライトが


夕景に映える


そこに行き交う 貨物船舶の姿も


また美しい


春霞みの 中に 浮かび上がる


島々の姿が 何故か愛おしく


懐かしく 思えてくる


瀬戸に 生まれて 良かったと


思える瞬間



友の思いは 如何なるものだった


のだろうか。


仕事の帰り道は 大きな遠回りだった


友情と 自然の美しさを


満喫できる 一時



瀬戸海は のどかに ひっそりと


しかし厳然と 曇り空の中


横たわっていた



私は やはり瀬戸内海が


一番好きなのだ


都会で過ごした12年間


それよりも 多くの期間を


この海や 四国の山々に


守られて育ってきた



瀬戸の夕景は 静寂の


夕闇に包まれて


その姿を隠そうとしている


穏やかな 私の心のように


ゆっくりと


*********


壮大な空間の 巨大な星

作詞:たけぼんだぬき



時空間を超えるその向こうに


何もない 暗闇から


ある時間のある場所に


突然巨大な光を放ち


あらわれる 星たち


無限に広がる 生命の脈動


塵芥 集め 光もち


人の持つ小さな時計を


はるか超えた 膨大な


宇宙という 時計


少私 これ 存在すら


無意味なり


超新星爆発し その空間


広がること 千年


未だ その広がりを止めず


はるか 広大なる宇宙を


満たせども 宇宙のひろがり


その規模 まだまだ 無限に


広く一点の穴より小さし


人の心 またしかなり


小さき ムクロ


収まらず いのち


宇宙にまで広がりたり


宇宙を見るに


無 また有


有 また無


無き所より 発し


有となり 有より


無 生まれ


有 無 これこん然と


一体なりや


かに座 爆発後の残骸


高速に 宇宙に広がり


留まることなし


壮大なる 宇宙の神秘


人の思考を超える


我 ここにありて


かく 思う


人のはかりがたき


大きさを ここに見る


壮大なり 広大なり


今 ここに生きる


確率 いかばかりかと


小数点 何個並べても


これに答える術を知らず


いのちの 重さ 尊さ


尺する 事 あたわず


この星に生まれたる事


ありがたし


母の恩 父の恩


家族の恩 かくの如く


大きく深し


********


舞妓という名の 菖蒲の花

作詞:たけぼんだぬき





短き 花のいのち


可憐に 咲きて


我を 楽します



長くもって 二日とか


なんと侘しき 花のいのち



菖蒲の茎を束ね 風呂の湯に


浮かべ 体の悪き所に


軽く叩いて 癒すを


菖蒲湯という



茎の香り 湯船に


広がりてまたこれも


心地よし



かわつ菖蒲園にある


菖蒲の花 種類多くあり


その中に舞妓 という名の


菖蒲あり



名の如く 美しく 可憐なり


いのちの短きを


哀れみて 綺麗に


咲くを 許されしか



名の意味する 舞妓とは


うまく名づけたもの



それを 見るに 心和む


今日の花の 麗しき姿


心に残り 喜び満たさん


自然の美の 華麗さ


心に留めん


*******


やぎのいる風景

作詞:たけぼんだぬき




まんのう町 山あいの市道沿いに


一軒の喫茶店がある


その店の人が作る案山子が


目印になっている


店の名前は「たけのこの里」


という


手作りの案山子たちが店の前の


田んぼに並ぶ


つい車で走っている人たちも


停まって 写真を撮る人が多い


楽しい風景だ


そこの店の人はそれ以外にも


ユニークなものを飼っている


やぎだ


私が見たときは、雑草等を


切り刻んだものを 食べていた


とっても可愛いのだが


どうやって飼っているのかは


分からなかった


でもやぎの姿が 可愛くて


近寄ろうとしたが、怯えていた


のでちょっと離れた所から


カメラにおさめるのが


精一杯だった


讃岐路を走っているが


なかなかこんなユニークな


風景が見られる場所は多くない


昔 高知の山林道を走っている


時に 猪が車の前を行き過ぎて


それ以来の 犬、猫以外の


大型哺乳類だ。


近寄って頭を撫でたかった


けれど、角がちょっと怖いかな



自然に触れるというのは


楽しいものだ


色んな人や光景を見たり


触ったりするのが 大好きなのだ



森の緑に包まれる感覚も


私は好きだ


ずっとその場にいたい気分になる


このまんのう町は ため池でも有名だが


私はこの付近の段々畑のある


光景も大好きだ



やぎののびりした姿を見ていると


心が安らぐ


*******


カルフォルニア サウンド

作詞:たけぼんだぬき


汐の 香りを はこんで来る


心が 寂しさに 包まれた時


私は West Cost Sound


を聞く


心は 一気に


カルフォルニアの


海岸へ 飛んでいくんだ


爽やかな風と


海の青さが見えてくるようだ


いつも 私の 心にある海は


残念ながら カリフォルニア


ではない。


若き日に 行った 湘南の海だ


海を 眺めている時


カルフォルニアの海を 想像する


WESTCOAST SOUND


心は 弾み 楽しさが胸いっぱいに


広がっていく


広大な 海の ビッグウェーブが


目に浮かぶのだ


波の上に 乗るなんて


最高に 幸せな 気分


自然の懐につつまれて


波との格闘


素敵じゃないか


夏は 海が楽しいのさ


でも・・・


海は 簡単に人のいのちも


奪っていく


だから 海との戦いなのさ


波が 私を 呑み込んだ時


その怖さを 思い知るのさ


波を征服しないと 乗れない


だから 人は 果敢に


波に向っていく


波を制覇するのではない


自分に 打ち勝つために


波に 向うのさ


今年も 夏が来る


楽しい季節がやってくる


危険な夏がやってくる



*********


潮風と さざ波

作詞:たけぼんだぬき




波の音が 私を優しく


包み込むとき


心から 苦しみや 不安が


取り除かれて そっと


聞き入っている


目を閉じれば 脈打つ


血管の流れのように


ざわー ざわーと静かに


聞こえてくる


波も 海も 驚くほど


静かで 優しい


少し瀬戸内海と違うと言えば


海の色が濃いかな。


波の起き方も瀬戸内と


太平洋側では違っている


瀬戸内の海は 一番好きなのだが


今日のこの海岸の海も


好きになれそうだ


島に今にもうつれそうな


所にあるのだが、


表札には 急に深くなるので


遊泳禁止と書かれていた


静かな 波優しそうな海


だけど 危険が潜んでいる


のどかそうな海



海はどこまでも 青く


砂浜の砂は 小さくて


足を取られそうなくらい


軟らかな感覚



生物の いのちが継がれる


素敵な海だった


*******


山中の 花と山門

作詞:たけぼんだぬき


自然を 愛でて


徳島の 山中を歩いている


途中 小さな寺に ぶつかった


山の木立に響き渡る 鐘の音が


妙に 風景に合っている


自然と 寺と 花と


そして 療養中の私


不思議な感覚に とらわれた


車で 登ってこれる道も


今では 大型バスが 通れるほどに


整備されて 昔の面影はもうないのだろう


そんな道の端に ぽつんと


忘れ去られ 朽ちかけるように


小さな山門があった


屋根の上に ぺんぺん草が生えていた


昔の古い建物には 誰も住まなくなった


家の屋根に ぺんぺん草が生えているのを


見た事があったが 長くみていなかった


そんな景色が山の緑に呑み込まれそうに


山門が建っている


建物としては かなり古そうだ


日差しの中に 今にも倒れそうに


その場に佇んでいた


森の木々に囲まれた急な山道を


登っていく 木立の生い茂る


合間から 太陽の光が


まるで スポットライトの


ように 私を照らし


眩しさに 手で顔を覆った


梅雨を迎える 山の木々は


少し嬉しそうに 吹き抜ける


風に 揺れていた


何かを忘れた 私の心


小さな 優しさと安堵感が


優しく包み込み


病を 忘れさせてくれた


香川に見られない


自然の厳しさも


また徳島の特徴だ


四国の自然と戯れる時


心の闇もまた 消え去って


祖父と祖母の生まれた


この土地が 私のルーツ


なのかも知れない


温かく 迎えてくれた


徳島の 自然に


ありがとうと 応えたい


********


蛍の里

作詞:たけぼんだぬき


蛍が舞う 夜の道


夏を迎える 少しの間


夜を飾る イベント


蒸し暑い我が家を 抜け出して


小さな小川が 流れる道に出る


季節は もうすっかり梅雨


今年は 雨が少ないのだろう


梅雨とは思えない程


雨が降らない


蒸し暑さが 外へと誘う


小川の側まで 出てみると


幾人かの子供連れの家族


浴衣の着物に 子供たちは


はしゃいでいる



子供たちの居るほうを見ると


暗い闇の中に ほのぼのと


光る点が 舞っている


蛍が 優雅に 光っている


素敵な光景だな と思いながら


昔は もっといっぱい飛んでいたなあ


感じながら 僕はその方向へ


歩いていく



小さな点が だんだん数を増して


はえている葉の一つ一つに


光りの点がゆっくりと


点滅をくり返している



小さな生き物が 呼吸を


しているように 光が見える


こうした小川も 数が減った


用水路になり、コンクリートに


固められた 岸が


なにやら 哀れにも思えてくる


土手は やはり土がいいなあ


そんな事を考える



合理的で 便利なのだろう


人の都合で工事してもいいのだろうか


空は もうすっかり暗闇に


染まって 雲が多いのか


星さえ見えない



寂しい思いが胸を襲う


蛍たちの住処の数も


減る一方だ



小さな君たちの呼吸が


嘆きの声のように


聞こえてくる



今日の散歩道もこうして


少なくなった 人々の風情が


哀愁を誘うようだ



貧しかった 昭和の時代


自然の豊かさは


今よりあったように思える



小川の流れは 綺麗な水を


流しながら 時の流れを


見せてくれているようだ


哀愁の 蛍見物か


人情も 風情も


めっきり減った


現代・・・



哀れみさえ感じてしまう


僕は 一人 細い道を


歩いている・・・



*********

所感


どこにでもあった風物


季節を教えてくれた風景


探さないと 見れなくなった


心を 切なさが包む夜・・・

**********



雨を 待ち望んで

作詞:たけぼんだぬき




今日は暑い一日だった


日差しがきつく


首筋がひりひりする


今日は 生徒さんの


パソコンの調子を


見に行って 帰り道に


何箇所か廻ってくれた


いつも 世話になっている



色々な面で 私を


助けてくれている


観音寺に行ってきた


暑くて大変だったが


色々と見てきて


よかったと思っている



まだ本調子ではないが


少しずつ力が出て来ている


定期的に 起こる 頭痛も


間隔が 広がって来ている


小さな事だが 少しずつ


良くなっていると実感できる


苦しい時も いっぱいあるが


気を晴らそうとしてくれる


友の存在は 大きい



これから 一歩ずつ 前に向いて


進んでいけば いいのだと


思っている


雨が降らない 香川



高松市では明日から


水道の第三次制限に入る



農繁期に向かって 水が


必要だ


四国の全体が 水不足


この先が心配だ



抜本的な解決方法が


見つからない



夏は いつも水をどう使うか


考えながらの毎日である



体調も充分気をつけないと


また倒れるような事があっては


大変だ


調整の日々が続いていく



本格的な夏が来る前に


雨が 待ち遠しい・・・


******


可憐に咲く 花を愛でて

作詞:たけぼんだぬき



山間のやすらぎ公園


訪れる人も少ないのか


遊ぶべき公園に 草が延び


少し哀れみすら感じる


公園に心許せる友と


散策する



草の中に 可憐に咲いた


花が余りにも可愛そうに


感じてならなかった



草木は それでも太陽の


恩恵を受けて花を咲かせる


どんな環境であっても


自分の存在を誇示して


そこにあるのだ



自然の力強さを 感じた


山間の側に 農業用池が


ありそこから田畑まで


流すための 小川がある


溜まった水を田んぼに


引き込む為の水路



そこに かかった橋が


味わいを持って架かっている



いつの時代も 人は


農業の為に 沢山の努力を


して来ているんだなって思った


その横の空き地を利用して


安らぎの公園を作ったのだ



綺麗に手入れすれば 綺麗な


公園なのに 残念だ


こうした眠った遺産は


香川の中に沢山あるのだろう



税金をどう使うのか


難しい事はあるとしても


有効に活用すれば


素敵な 宝が 大地には


眠っている


そんな思いがした 一日であった


******


徳島の思い出

作詞:たけぼんだぬき




仕事で徳島を廻っていた


私のその当時の仕事は


無線関係の仕事・・




全ての町や村を廻る


無線の仕事は 山ばかり


香川に戻ってこれるのは


一箇月に4日程・・



こういう仕事に従事


している方ならお分かりだろう



木屋平村 や 木頭村 東祖谷山村


西祖谷山村 等 を廻る


祖谷のかずら橋は 二度ほど


渡った


昔の風景がそのまま残る


味わいのある所だ



その分 危険も多い



平家が四国へ逃げ延びて


源氏に追われて 山の奥深く


逃げ込んだ 平家屋敷もこの近くに


存在する




昔の戦いは 相手のいのちを


奪うまで 終らない


どこまでも 平家を負い続け


四国の山奥にまで逃げてきた



時代を考えると それこそ


地獄を見るような


思いで 逃げてきたのだろう



ここに移り住んでも


源氏が攻めて来たら


村は 襲撃される


それを恐れて かずら橋を


作った 攻められたら


橋を落とせば もう来れない


わざわざ 落とせる橋を


考案して 作ったのだ



私の 父の祖父祖母は


共に徳島 三好の出身


そのせいか 徳島に行くと


ふるさとのような 感情が


わいてくる


血というものだろうか・・・




想像を絶する 徳島の山の


自然・・


こんな所に家がある


そう思えるほど 傾斜のすごい


土地に 人々は住んでいる



人というものは すごいものだ


生き延びるために 必死に


厳しい環境に順応してきた


徳島の 祖谷で食べた


でこまわし


でことは 人形の事


じゃがいもと豆腐 イモこんにゃく


を串刺しにして 炭火で焼いたもの


味噌をつけて食べる


くるくる廻しながら 焼いていく


その様が 人形が舞っている様に


見える所から 名づけられた



環境が厳しすぎて 米が取れない


斜面でも育つ じゃがいもや


蕎麦を主食にしてきた


冬は 山地だから早く訪れる


人々は寄り添うように生きてきた



また一度 元気になったら


旅してみたいものだ


時代を超えて 四国の大自然を


残し継いでいって欲しいものだ


長く継がれてきた 人の歴史も


いつまでも 残って欲しい


この国に生まれた ものとして


切に願いながら・・・



******


絶壁の 小便小僧

作詞:たけぼんだぬき



徳島 祖谷渓の道路沿い


絶壁の道が続く


途中に 小便小僧の


像がたっている


私も仕事途中であったが


興味を持って降りてみた



私が見たときは


まだ綺麗だった



小便をする方向を 覗いて


驚いた すごい絶壁なのだ


こんな所では小便も


出なくなりそうだ



観光ガイドに載っている


写真を見ると えらく像が


汚れた印象がある。


まあ こんな所に立っているから


掃除をする人もいないのだろう



実際の大きさは 小学高学年と


いった所か・・・


ちょっと粋な 計らいだが


自分が走ってきた道を考えると


ぞーっとする



高所恐怖症ではないけれど


さすがに下を覗くのは


怖かった



徳島のちょっとした名物なのだろう


人というのは 怖いものみたさがある


昔の人々が度胸ためしをする場所


に立っているらしい



今思い出しても あれはやっぱり


怖い光景だった



徳島の自然のスケールは 想像を超える


一番 懐かしい思い出でもある


私が 無線業務点検中に 山の斜面を


20m程落ちたことを思い出す


右足を 複雑骨折し 手に大きな


裂傷を負った事も 思い出される



自分の不注意で 起こした事故だが


落ちて行く 感覚は 忘れる事が


できない



自然を甘く見ると こうなるという


見本のようなものだ



それでも また行って見たくなる


もう少なくなっていく


日本の自然・・・


物悲しい気持ちが


僕を つつんでいる


********



宇宙の 彼方に


作詞:たけぼんだぬき




青い空の向こう はるか


暗黒の宇宙 またその向こう


遠き彼方に 宇宙の宝石箱


生命の神秘 宇宙の神秘


人はその一端を見ているだけ


時という概念 空間という概念


あらゆる ものを 総括した


宇宙 数限りない 星々たち


それぞれの光り輝く星に


惑星の子供たち


惑星の周りをまわっているであろう


衛星たち・・・



もし今見ている星が そこに存在する


のかどうかすら 分からぬ 時間の壁


何百万年 何千万年 何億年


かかってたどり着いた光が


私たちが見ている夜空


何という大きさ広さ 壮大さ


人など 木っ端微塵に打ち砕かれて


哲学も 科学も 化学も


人が考える脳という空間には


収まりきれるものではないのだ


そこに見えている 星だけでは


ないのだ


私たちには余りに遠すぎて


見えないものが沢山あるのだろう



余りに人は小さすぎる


人が生きられる時間は


長くても 百年


地球の寿命から見てもわずかな


時間・・・・



もっと人は健気でも良いのでは


ないのだろうか


目の前の事に必死になって生きる


事は 大切な事だが たまには


遠大な 宇宙の宝石箱を見る


時間があってもよいのではないか



そんな事を思いながら


今一瞬の時を 生きている



そして これからは 一瞬の時を


大切にしよう


何故って 一瞬の時の繋がりが


永遠へと 続いているのだから


懸命に 今を生きる


自分が出来ることを


一生懸命にする



それが私に与えられた


いのちなのだから・・・



*******


凪の海

作詞:たけぼんだぬき




瀬戸海 水面煌いて


露の晴れ間に 島見えて


カモメ 漁船の


近く 飛び 猟師の


分け前 あずかろと


舞う姿 面白し



伊吹島 という小島あり


島の特産 伊吹いりこ


いりこでとった 出汁かけて


讃岐うどんを 頬張れば


うまさは格別 讃岐の昼食



いりことは 片口イワシを


干したもの イワシの成長に


合わせて 呼び名も


変わるそう



3センチ以下は ちりめん


3センチから4センチは かえり


4センチから 6センチは 


小羽と書いて コバ


6センチから8センチは


中羽と書いて チュウバ


8センチ以上は


大羽 と書いて オオバ


と呼ぶ



うどんの出汁に使われるのは


中羽 と 大羽


出汁用として 売られている



私が好きなのはちりめん


ちりめんは醤油をかけて


あつあつのご飯に添えて


食べると最高に美味しい


最近では 様々な料理が


あって 色んな味を楽しめる



瀬戸にあふれる 魚介の宝庫


鯛に 飯蛸 ハマチ 豊かな自然



瀬戸のしずかな 海を


私は 愛している


綺麗な 海に 架かる大橋



大自然に囲まれて 人々は


日々を 過ごしている



遠くに見える 大型船に


混じって 行き交う漁船


今日は 何が獲れたのだろう



僕らの食卓に並ぶ魚は


殆どが 瀬戸内産


私を育てた 海に


感謝しながら 美味しく


いただく


これもまた 幸せ



*****


素敵な地球・・・


作詞:たけぼんだぬき

副題:爽やかな 風にのせて




遠い地平線に 見える


緩やかな 地球の曲線を


目にした時 地球が丸いのだ


と感じる 太平洋



自分が立っている場所が


丸い一部なんて 感じない


けれど そこに住んで生きて


いる事が 不思議で 何やら


感動を感じる



絶大な宇宙の 空間と呼んで


いいのかどうか あまりにも


大きすぎて


私には分からないけれど


その宇宙空間に


丸く 青く輝く地球


私が吸っている


大気の厚さは


地球から見れば


卵の薄皮より薄い


薄い青い 大気に守られて


大地に張り付いている


自分の姿を想像すると


ちょっと可笑しくなる



あまりに 小さすぎる自分


あくせく 毎日 必死に


生きていって それが人生と


満足するしか ない自分


それが人 それが人生




宇宙から見れば ちっぽけな


銀河系という中の


太陽系という中の


一つの惑星




地球の丸さを体感できるのは海


ボールのような地球


海という水を湛えた 素敵な地球


大地に緑が宿り、海に 大地に


生物が沢山いる 地球


とっても素敵な星に


私は生きている



いやな事や 辛いこともあるけれど


宇宙の中にわざわざ選んで地球に


生命を得て 多種多様な


生き物の中で人という


思考回路を持つ


生物として 生まれた



稀有な自分のいのち


大切にしなければ 罰が当たる



せっかく 授かったいのち


いのち尽きるまで 生き切って


いかないと もったいない



海は 今日も 波を立てて


呼吸をしている


大きな大きな 呼吸を


感じていたい




緑あふれる 大地に寝そべって


空を見上げれば きっと


そこには 希望に満ちた


明日につながる 自分を


見つけられる


そんな気がして・・・



いのちあっての モノダネ


辛くても 苦しくても


乗り越えれば ちっちゃな


事なのかもしれないね



失った 過去を振り返るより


残された 未来を生きようよ


人を信じて・・・



*******



13億5,000万km3

作詞:たけぼんだぬき



蒼い海水を 満面にたたえて


海は 堂々と その姿を見せる


海水の 塩分濃度は3.5%


海の総量は 13億5,000万km3


この海水を 蒸留させて


塩分だけを 取り出すと


地球の表面全てを 88mの高さに


敷き詰めるだけの塩分を含んでいる



太陽系惑星の中で 水をたたえた


星は 地球だけ


水分が 水として存在できる


条件は かなり厳しい


気温 重力 太陽からの距離


等々


地球は 微妙なバランスで


太陽系を 廻っている



南伊豆へ旅行した時


石廊崎周遊めぐりの船に


乗り 観光を楽しんだ


伊豆の沖合いは 急激に


深くなり 海の色が変わる


陸から少し離れた所で


海底が深くなっている


元々 伊豆は 別の島だった


それが マントル対流の影響で


海底が 日本の地下へ潜り込む


その潜り込みに乗って 伊豆は


本土にぶつかって一体化した



だから 伊豆周辺の海は 深度が


深いのだと言われている



地球という大規模な 活動は


一つの島を 本土にくっつける


壮大な ドラマだ



それよりも 海・・・


海の水は どうしてこんなに


大きいのか


当たり前といえば それまでだが


地球の中に よくこれだけの


水が含まれていたものだと


感心する



海の碧さは 地球の成り立ちでも


あるような気がする。



私たち 人類にも 塩分を


持っている。


細胞そのものが持っている塩分


海ほど濃くはないが 人体の


0.8%は塩分



なにやら海に生まれた生物の


不思議さを 感じている



母なる故郷 海


育ての母 大地


いのちの絆 水


めぐみをもたらす 自然



人が 人として生きている限り


この大いなる恵みなくては


生きられない


13億5,000万km3


広大な 水の惑星 地球


ありがとう


*******


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