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間違った

探しているだけなのに、何故持っていると

思っているんだ?勘違いしないでくれ。

貴方が振り上げたのは正義じゃない。拳だ。

貴方が言い放ったのは正しさじゃない。否定だ。

勘違いは間違っている、だけどそれが我々の

正常だ。

こんな世界、滅んでしまえばいいのに

 正しい人だけが生きるべきだと思っていた。そうであれば誰も傷つかないのだと思っていた。丁寧に向き合えば分かりあえない事なんてないんだと思っていた。


 違った。


 私の正義はボロボロになった。理想は理想に終わった。理想を目指す事が正しいことで、それを馬鹿にする奴らは馬鹿なのだと…無意識に思ってしまっていた。


 違った。


 昔から疑問だった。名言というのがこれ程多く存在していることに。これだけ多ければ何処かしらで矛盾する。多くの人が認める言葉なのに人はそれを自分の全てにしない。人間が愚かなのせいだと思っていた。


 違った。


 始めは上手くいっていたと思う。共にいる人々は同じ正義の元に生きていると盲目的に信じていた。だけど小石に躓いただけで脆く瓦解した。正しさとけば全ては元通りになると思った。


 間違っていた。


 人は正解を持ってそれに従って生きるものではなかった。正解を求め生きるものだった。本当に簡単な事なのに見落としていた。絶対的な正しさは存在するのだろう。しかし、それを見つけたとして、判断するのは正解に迷う他人だ。


 やり直さなければ。


 世界はもう私を見ない。正義は私に落ちていないと思っているらしい。だから、私はやり直さなければいけない。全部壊せばまた1から始まる筈だ。


 私は間違っていない。


 赤いクリスタルの破片が飛び散る。灰色が正しさを飲み込んだ。

昔々ある所に教訓を説いた絵本がありました。

大人は子供にこの本は正しいものだと

言いました。とある日絵本は子供を殺しました。

絵本の正しさは変わらない筈でした。

されど、大人達は絵本を燃やしました。

そして、めでたく世界は滅びましたとさ。

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