自業自得な死
初投稿です不定期ですが連載していきたいです
どうぞヨロシコ
都内の高級タワーマンションの一室、
早朝からベッドの上で現金の束を少しニヤつきながら数える男、枕元には4台程のスマホが散らばっている男の名は明智雅人23歳 詐欺師である。
大学では心理学を専攻して学んでいた
成績もトップクラス、ルックスも申し分無い。
そのルックスと巧みな話術、心理学を利用しこれまでに騙し取ってきた金額は8億を超える。ちなみに詐欺歴は7年、初めて詐欺行為を行なったのは高校の時である年上の先輩や同級生をカモにして200万余りを貢がせたのが始まりである。
雅人が現金を数え終わった頃スマホが鳴り出した
現在カモにしている女からの電話だ
[女]「おはよー優クン!朝からゴメンねでも優クンの声聴きたくってー」[雅人]「俺も丁度ミホの声聴きたかったとこだよ」[朝田優一]ミホに使っている偽名だ
[ミホ]「本当!嬉しい!でもこの前はゴメンね次は必ず用意するから私も優クンと早く一緒になりたいし」
雅人..(あぁ結婚資金の話かもうちょい引っ張れそうだな)[雅人]「そんなに無理すんなよ 元々お互い出し合おうって言ったの俺だし俺が割合増やせばいいしな」
[ミホ」「ゴメンそんなつもりじゃ、それにこれ以上
優クンの負担増やせないよ、ちゃんと300万用意するから!」
[雅人]「分かったじゃあまた明日な愛してるよ」
[ミホ]「私も!じゃあね」
雅人..(今日はマナミと約束だったなLINEしとくか)
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マナミ 明日のデート楽しみ❤️11:38
じゃあ10:00にいつものとこで待ってる カイト 8:20
マナミ うん! 8:21
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雅人..よしそろそろ行くか
雅人がエレベーターで降りる
外に出て駐車場に向かう途中突然背中に鋭い痛みが走った
[雅人]「ウッッ..!!」雅人..(何だ?!)
雅人が後ろを振り返るとそこには今朝電話していた女がいた
[雅人]「ミホ?!!」
女は赤く染まった刃物を握りしめこう言った
「優クン信じてたのに..何でなの!...
ゴメンね私もすぐ逝くから..」
そう言うと女は自分の首を刃物で切りつけた
もうろうとした意識の中うずくまりながら
雅人は思った (何だよ何でバレた、俺ここで死ぬのか
自業自得ってやつか?っざけんな!クソッ、
俺はもっと..稼いで..)雅人の意識が途切れた
1時間もしない内に男女の遺体は発見され野次馬が集まっていた
[雅人]「ウワアァー!」雅人..(何だ?夢..か?背中も痛くない..)
[雅人]「悪夢すぎんだろ、でも妙にリアルだったな」
しかし直ぐに違和感を覚える雅人
雅人..(てか、どこだここ?俺の家でも別荘でも病院でも無い身体もなんか変な感じだ、でも誰かの家っぽいな一体何がどうなって..)そう思いながら直ぐそばにあったリモコンを手に取りテレビをつける
雅人..(金もケータイも無い!)
テレビ [キャスター]「えー続いてのニュースです昨日都内のマンションの駐車場で起きた殺人事件です死亡していた男女の身元が判明したようです死亡した男性は明智雅人さん23歳加害者とみられる女性は白河美保容疑者25歳 現在意識不明の重体で意識が戻り次第警察は事情聴取を行う模様です」
[雅人]「何で俺が..どう言うことだよ」
雅人はその部屋から鏡を探し出し
自分の顔を見るとそこには見知らぬ男が写っていた。